健康になるための5つの課題とは?
はいどーもーみっちーです!
本日は、健康になるためにはどうしたらいいのだろうかという問題について日本では【健康21】で提示されています。
その提示されている課題を紹介したいと思います。
健康になるための課題
健康寿命の延伸と健康格差の縮小
・健康寿命の延伸
・健康格差の縮小
健康寿命の延伸や健康格差の縮小は、国全体で統一した結果を出さなければいけない重要かつ最終ゴールと言えます。
このゴールとなる【健康寿命の延伸と健康格差の縮小】は後述する内容をしっかりと意識して積み上げていかなけらばならない問題です。
生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底
・75歳未満のガンの年齢調整死亡率の減少
・がん検診の受診率の向上
・脳血管疾患、虚血性心疾患の年齢調整死亡率の減少
・高血圧の改善
・脂質異常症の減少
・メタボリックシンドロームの該当者及び予備軍の減少
・特定健康診査、特定保健指導の実施率の向上
・糖尿病腎症による年間新規透析導入患者数の減少
・糖尿病治療継続者の割合の増加
・血糖コントロール指標におけるコントロール不良者の割合の減少
・糖尿病有病者の増加に抑制
・COPDの認知度の向上
生活習慣病は生活習慣の見直しが必要ではありますが、メジャーな心筋梗塞、脳卒中、メタボリックシンドローム、糖尿病といった言葉は聞いたことがあると思います。
しかし、ガンは生活習慣でリスクを抑えられることや、COPDという言葉すら認知していない方は少なからずいます。
知っているメジャーな疾患に関しては気をつけなければいけないと認識していると思います。
それはたくさんの事例を昔からマスコミやTVが伝えてくれており浸透したからです。
マイナーな言葉をメジャーにしていくことで、注意して行動していくと考えています。
そのため、まず、どのような恐ろしい疾患があるか、どのような行動をとればよいのかを認知させ、浸透させる必要があります。
社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
・自殺者の減少
・気分障害、不安障害に相当する心理的苦痛を感じているものの割合の減少
・メンタルヘルスに関する措置を受けられる職場の割合の増加
・小児人口10万人当たりの小児科医、児童精神科医の割合の増加
・健康な生活習慣を有する子供の割合の増加
・適正体重の子供の増加
・介護保険サービス利用者の増加の抑制
・認知機能低下ハイリスク高齢者の把握率の向上
・ロコモティブシンドロームを認知している国民の割合の増加
・低栄養傾向の高齢者の割合の増加の抑制
・足腰に痛みのある高齢者の割合の減少
・高齢者の社会参加の促進
ここでは共存というあり方を再認識しなければならないと思います。
精神的ストレスも周りのサポートがあれば、大きく変わると思います。
子供たちや高齢者は周りが引っ張ってサポートしなければいけません。
このように社会生活を行う上では、自分一人で生きているという認識ではなく共存、ともに健康を作り上げていくという認識を持つ必要があります。
健康を支え、守るための社会環境の整備
・地域のつながりの強化
・健康づくりを目的とした活動に主体的に関わっている国民の割合の増加
・健康づくりに関する活動に取り組み。自発的に情報発信を行う企業登録数の増加
・健康格差対策に取り組む自治体の増加
【健康】というワードは特に広義なものでリテラシーが低い場合、間違った方法を実践してしまっている場合があります。
それを正しい知識へと修正、アップデートしていく場所がなければならないため、作り上げていかなければなりません。
生活習慣および社会環境の改善
・適正体重を維持している者の増加
・適切な量と質の食事をとる者の増加
・食事を一人で食べる子供の割合の減少
・食事中の食塩や脂肪の低減に取り組む食品企業及び飲食店の登録数の増加
・利用者に応じた食事の計画、調理及び栄養の評価、改善を実施している特定求職施設の割合の増加
・日常生活における歩数の増加
・運動習慣者の割合の増加
・住民が運動しやすい街づくり、環境整備に取り組む自治体数の増加
・睡眠による休養を十分に取れていない者の割合の減少
・週労働時間60時間以上の雇用者の割合の減少
・生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合の減少
・未成年者の飲酒をなくす
・妊娠中の飲酒をなくす
・成人の喫煙率の減少
・未成年者の喫煙をなくす
・受動喫煙の機会を有する者の割合の減少
・口腔機能の維持、向上
・歯の喪失防止
・歯周病を有する者の割合の減少
・乳幼児、学齢期のう蝕のない者の増加
・過去一年間に歯科検診を受診した者の割合の増加
特に重要な項目で、上記を達成するためにはまず、根本である生活習慣を正さなければなりません。
生活習慣を正すという目標を達成するのには、どの生活習慣をどれくらい気を付けなければいけないかを知識として知っておかなければ実践するにしても目標がないため難しいでしょう。
まとめ
前述した内容をどれくらい地元に還元することができるのか。明確な目標を提示してシステム作りに尽力し、国の健康増進を達成したいと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
【お酒は恐ろしい!?】飲酒が健康に与える影響とは
はいどーもーみっちーです!
お酒って宴会に行ったら付き物!
ついつい飲み過ぎてしまいますよね!
一度はみなさん疑問に思ったことはないですか?
お酒は『百薬の長』だから体に悪くないのではないかと。
実際に
飲酒って体に悪いの?
飲酒って体に良いって聞いたことあるけど…
どれくらいなら飲んでいいの?
といったお悩みをこの記事で解決していきたいと思います。
飲酒が健康に与える悪い影響とは?
お酒を飲むのは楽しいです。
しかし、楽しいでがぶがぶ飲んでいいわけではありません。
ここでは、飲み過ぎた場合、体にどのような影響が出るのかを紹介します。
ガンの発病率を上げる
飲み過ぎた場合、時々飲む人に比べ、部位別にみると男性では食道ガンが4.6倍、大腸ガンが2.1倍、女性では乳ガンが1.8倍リスクが高まると言われています。
その他部位では、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、肝がんなどの原因になると言われています。
高血圧を生み出す?
アルコールを摂取すると、急性作用で、飲酒直後は血圧が低下します。
そして、飲酒終了後数時間後に血圧が上昇してきます。
この状態を日々繰り返すことで持続的な血圧上昇が起こります。
この血圧は、禁酒を2週間することで改善するとも言われています。
これに関しては、なぜ血圧が上がるのかは議論されているところで明確なものはまだないようです。
その中でもアルコールの作用で、アルコールが抜けてきた際に交感神経系が過剰反応して血圧が上がることが比較的有力な説です。
これはアルコール濃度は特に関係なく、アルコール自体に問題があるようなので、血圧が気になる方はまず禁酒することをお勧めします。
肝機能障害を起こす
アルコールは肝臓で分解・吸収され、中性脂肪などに変えられて細胞に必要な分だけ血液を通して送られます。
しかし、過剰なアルコール摂取は肝臓に負担をかけるばかりか、過剰に摂取した分だけ中性脂肪が生成されます。
その結果、体には必要以上の中性脂肪ができますので、肝臓に蓄積されます。
これが脂肪肝の始まりです。
その次には、脂肪が溜まりすぎると肝臓への血流障害が生じ、肝臓の細胞が壊死することで機能低下を招きます。
炎症した状態をアルコール性肝炎、さらに重篤化し固くなり機能低下を起こしているのが肝硬変です。脂肪肝→アルコール性肝炎→肝硬変という順番で重篤化していきます。
肝臓は、「沈黙の臓器」と呼ばれているだけあって、肝臓は症状が出づらいため、症状が出始めたら早期に対応が必要な状態と言えるでしょう。
脳が萎縮する
脳の萎縮は現状ではどのようなメカニズムにあるかは明らかになっていません。
しかし、説としては、
・アルコールの毒性により脳の神経膜を溶かすことで脱水が起こり小さくなる
・大量飲酒による栄養障害、ビタミン欠乏、電解質異常
が考えられており、慢性化する前に、断酒することで改善がみられるとも言われています。
大量の飲酒により脳の萎縮を起こし、脳の機能を落とします。
一番メインになるのは、判断力の低下や記憶力の低下といった認知症症状が目立つようになります。
早めの節酒を心がけましょう。
消化管機能低下
アルコール摂取後にはアセトアルデヒドという有害物質が産生され、この物質が肝臓内のみならず全身に回ることでさまざまな機能低下を生み出してしまう。
まず、食道では下部食道括約筋が緩んでしまい逆流性食道炎や食道の蠕動運動を低下させてしまいます。
肝機能低下により、門脈という部分の圧が亢進することで胃の粘膜を栄養している血管がうっ血してしまい、血流障害が起きてしまい、粘膜が炎症、ただれなどの胃炎を引き起こします。
大量の飲酒により腸での吸収障害が生じ、電解質や水分が体外に流れてしまいます。
その結果、下痢やビタミンなど栄養障害・欠乏が生じます。
慢性化すると内臓が恐ろしいことになるような感じがしますね…
膵臓の機能低下
アルコールを飲み過ぎることで、膵炎になることが言われています。
膵炎になると、消化酵素の分泌、ホルモン分泌の機能が低下します。
消化酵素はアミラーゼ(炭水化物の消化)、リパーゼ(脂肪を消化)、トリプシン(タンパク質の消化)の機能低下により体重減少や食欲低下、全身倦怠感などが出現します。
ホルモンはインスリンやグルカゴンの分泌機能低下するため、血管内の血糖をコントロールできなくなり、糖尿病に繋がることがあり、口が乾いたり多尿になってしまいます。
アルコールの飲み過ぎの方は糖尿病になるというところはここからきているのですね。
飲みすぎに注意が必要です。
特別な病気を引き起こす
特別な疾患とは、前述した、
・マルキアファーバビニャミ病
→脳梁(左右の大脳をつなぐ部位)に異常信号の病変で急性の意識障害・てんかん・認知症などをきたします。
・ウェルニッケ脳症
→ビタミンB1(チアミン)の欠乏をきたすことによります。急性の意識障害と共に、眼球運動の麻痺をきたすのが特徴的です。
・橋中心髄鞘崩壊症
→2次的にナトリウムの低下をきたし、アルコールそのものも、髄鞘障害を引き起こす急性の意識障害と共に、嚥下・構音の障害、運動失調などがみられます。
・アルコール性小脳萎縮症
→小脳の萎縮がみられ、歩行時にふらつき、手がゆれて使いにくく、呂律が回らなくなることがあります。
・アルコール性脊髄症(痙性対麻痺)
→両足が突っ張り、歩きにくくなることがあります。アルコール(エタノール) による作用が示唆される一方、同時にみられる栄養不足により、ナイアシン欠乏(ペラグラ脳症)や、ビタミンB12欠乏(亜急性連合性変性症)することで脊髄変性を引き起こします。
・アルコール性末梢神経障害(ニューロパチー)
→両足先、両手先がびりびりとしびれたり、歩行時にふらつく場合があります。この状態は、「脚気」(かっけ)として、昔から知られてきました。そのメカニズムは、アルコール(エタノール)による直接作用と、ビタミンB1欠乏から起こる。
・マロリーワイス症候群
→嘔吐などにより腹腔内圧が急激に上昇し,食道胃接合部から噴門部にわたる粘膜下層までの裂創が発生し,出血する病態。
・アルコール依存症
→アルコールが抜けてくると手の震えや、動悸、不安、焦燥感、睡眠障害などの症状が出現します。原因として、飲酒することで脳の働きが低下し緊張が解けます。常時飲酒するとこの緊張が解けた状態が通常だと判断し、抜けてくると緊張が高まってしまいまたお酒に頼り緊張を解くという悪循環から依存が生まれる。
これらすべてが、多量飲酒者が起こりうる可能性が高い病気です。
他人事ではなく、すごく大変な病気ですので、一度詳しく調べてみると恐ろしさがわかります。
飲酒が健康に与える良い影響とは?
ここでは前述とは反対に、飲酒することでどのような良い影響を与えるのかを説明していきます。
血液を固まりにくくする
血液凝固に働く、血小板やフィブリノーゲン、第Ⅶ因子濃度が飲酒により抑制されます。
これはアルコールの直接的な作用で、適切量であれば抑制に働きます。
また、血液を溶かす線溶因子であるプラスミノーゲンアクチベーターが飲酒により上昇します。
凝固と線溶のバランスが凝固を抑制する方向に傾くことで血液が固まりにくくなっています。
善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らす
善玉コレステロールは、体中の余分なコレステロールを回収する役割があります。
反対に悪玉コレステロールは、全身にコレステロールを運ぶ役割があります。
コレステロールは、細胞の膜を形成しているのとホルモンの材料になるため必要不可欠ですが、悪玉と善玉のバランスが崩れると動脈硬化を促進します。
アルコールは善玉コレステロールを上げ、悪玉コレステロールを下げますので、全身に無駄なコレステロールが残らなくなるので動脈硬化を抑制できることが期待されています。
飲酒はどうやって飲むと健康に影響を与える?
飲酒する際に、飲み方に気を付けなければ、命に関わる場合があります。
次は、どのような飲み方は避けなければいけないかを説明していきます。
大量の飲酒
アルコールを『過度な摂取』という基準は個人差があるため明確にはありません。
だいたい平均すると日本人の場合だと、1日で純アルコール20gなのでは男性では2ドリンク、女性でその半分の1ドリンク、2ドリンクは500mlのアルコール濃度5%大瓶ビールです。
良く顔が赤くなりやすい人は、有害物質であるアセトアルデヒドが体内に蓄積されやすいがために血圧上昇しやすいという説があります(研究者によって意見が違います)。
もちろんこれはお酒が弱いことが考えられますので平均以下に留めておくほうがよろしいでしょう。
余談ですが、
常習飲酒家:
日本酒換算で平均 3 合(無水アルコ-ル量 81 mL:69 g)以上を連日 5 年間以上摂取
大酒家:
日本酒換算で平均 5 合(無水アルコ-ル量 135 mL:115 g)以上を連日 10 年間以上摂取
これに引っかかる人は上記で記載してきた病気になりやすいので要注意です。
一気飲みは危険
危険な理由は『急性アルコール中毒』になり、死を招く可能性があるからです。
アルコールは胃と小腸上部で急速に吸収されます。
吸収されたアルコールは血液を通って肝臓に行き解毒します。
解毒している中で、アセトアルデヒドという有害物質とアルコールが血液によって臓器へと送られます。
一気飲みすることで大量のアルコールが体内で処理されますので、血中アルコール濃度が高くなります。
その分、大量のアセトアルデヒドも血中に存在することになります。
その有害物質たちが脳に侵入すると、神経を大量に刺激してしまうため、呼吸抑制や意識障害、起立性低血圧などを引き起こし死に至る可能性があるため、一気飲みは危険ですので避けたほうがよろしいです。
すきっ腹に飲酒
すきっ腹はお腹がすいているので、当然、栄養的には最悪な状態で、血糖値も低くなっていると思います。
アルコールを吸収する際は、多量の血糖が必要とされますので、少ない血糖からさらに血糖が減ることになるます。
したがって、低血糖症状を来し、冷や汗や動悸、手の震えなどが出現します。
なので少しお腹を満たした状態(糖分を取っておく)からお酒を飲むほうがいいということになりますね!
妊娠中・授乳期の女性の飲酒
妊娠中の飲酒では、お腹の赤ちゃんに多大な影響をもたらします。
胎児性アルコール症候群という胎児に起きる病気で
この3つが生じます。
出産後だから飲酒していいかというとそうではありません。
出産後は赤ちゃんに授乳しなければなりません。
飲酒してから授乳するとその飲んだアルコール濃度が母乳にそのまま反映されてしまうようです。
なので、赤ちゃんが飲酒しているようなものです。
そして臓器が完全に成熟していないので、障害の度合いも大人より大きいでしょう。
自分の子に多大な悪影響を少量でも及ぼしますのでやめましょう!
飲み過ぎた飲酒で健康に与える影響を抑えるには?
お酒は辞めたくてもやめられないですよね…
実際に中毒性があるのは確かです。
そして、タバコほど絶対にやめたほうがいいというものでもありません。
『節酒』
これさえ守ればいいのです。
ではどうやって対策をとるのか紹介していきたいと思います。
カレンダーを付けて一週間単位の飲酒量を守る
飲み過ぎによる上記の悪い影響は、禁酒や節酒することで慢性化していなければ、改善がみられるので、今日は飲み過ぎたなと思ったら翌日は控えるようにしましょう。
無理に禁酒はせず、量を控える節酒でもかまいません。
もし可能でしたらカレンダーに今日は飲み過ぎた×、今日はいつもより飲んでいないから◎、1日当たりの飲酒を守れた〇など飲酒量をカレンダーに記載するとよろしいと思います。
健康にいいから続けるという発想は捨てる
健康にいいから飲酒を続けるという考えは捨ててください。
そのような理由で飲酒を続ける場合は危険で、ほぼ間違いなく飲み過ぎてしまいます。
しかし、もともと付き合い程度で飲んでいるという方に関しては、無理に生活スタイルを変える必要もありません。
ノンアルコールに切り替える
今は、お酒の味がするノンアルコールビールがあります。
値段も大きくは変わらないと思います。
ちょこっとしたまとめ
飲酒をすることで良い面もあれば悪い面もあることがわかったと思います。
内臓が壊れるまで飲むのか、脳が壊れるまで飲むのか、はたまた、血液をサラサラにする程度で留められるのか難しいところですね。
本日は、お酒は恐ろしいものだけれども、適量を守れば、体にも良いことを紹介しました。
大事なことは、無理せず飲み過ぎないことを今後意識していければ幸いです。
僕はすぐに顔面が赤くなってしまうので、ホモ欠損型タイプの人間ですので、お酒での健康は考えず、運動で体の健康を手に入れようと思います!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
みなさんの健康の足しになればと思います。
運動が健康にとって必要な理由とは
はいどーもーみっちーです!
健康になるために運動が重要だと口をすっぱく何度も言っていますし、言われてもいると思います。
しかし、
運動ってなんで必要なの?
運動不足でもよくない?
運動したらなんで良いの?
なんて運動の重要性を知らない人が多いと思います。
ここでは運動が体にどのような影響を与えているのかを説明していきます。
運動の必要性とは?
運動が必要な理由は、運動不足・身体活動低下は、健康寿命を脅かす要因の一つだからです。
健康寿命とはこちらを参考にしてください。
ここでは運動がどのように体にとって必要なのか説明していきます。
死亡リスクを緩和させる
運動不足は、喫煙や高血圧に続いて非感染性の病気による死亡を招く危険因子第3位となっています。
※参照:平成26年版厚生労働白書 ~健康・予防元年~
運動不足だけでいろんな病気になって死亡する可能性があるということです。
では実際にどれくらいの人が運動習慣があるのでしょうか
※参照:平成30年国民健康・栄養調査結果概要
運動習慣は年々大きく変化しているわけではなさそうですが、女性のほうが少ないようですね。
では、年代別に分けてみてみましょう。
※参照:平成30年国民健康・栄養調査結果概要
平成30年のデータですが、仕事現役世代の運動習慣者の比率は低いですね。
退職にかけて運動する人がだんだん増えていってますね。
仕事や子育てで時間に余裕がなかったのがそれも終えて自分の余暇の時間を過ごすことができるためだと考えられます。
大半の人が運動習慣がなく、特に仕事現役世代と女性全般には運動不足になりがちなようです。
したがって、大半の人が運動不足によって死のリスクが今後付きまとうっということですね。
生活習慣病を予防する
身体活動・運動不足による影響として考えられる病気は【生活習慣病】があげられます。
生活習慣病に関しては以前に記載した記事をご覧ください。
内臓脂肪型肥満に加え、高血糖や高血圧、脂質異常を併発している状態を【メタボリックシンドローム】と言いますが、これをほっておくと動脈硬化が進行してしまい、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病に繋がってしまいます。
ミトコンドリアが弱る
「ミトコンドリア」という体を動かすためのエンジン的存在が運動不足により怠けてしまい、機能を低下してしまいます。
そうなった場合、糖や脂肪を燃焼するために酸素をうまく活用できず、活性酸素という高血糖や高血圧をなどを招く有害な物質を作り出してしまします。
精神的、社会的に安定させる
身体活動不足は肉体の衰えを介して、精神的、社会的な健康にも悪影響を及ぼします。
肉体が衰えると骨粗しょう症などにもなり、骨折などの恐れも出現し、歩くなどに恐怖心も出現し、移動が困難になります。このような状態を【ロコモティブシンドローム】といいます。
ロコモになった後は、引きこもり傾向になり、周りとの接点もなくなってしまい社会的な健康が損なわれます。
人と接することがなくなると、うつ病や認知症を発症することがあり精神的な健康も損なわれてしまいます。
うつ病や認知症は身体活動量が多いほど発症率は減り、反対に身体活動量が少ないほど発症率は上昇すると報告されています。
このように運動することで、
すごくwin-winな関係ですね!
たくさん運動していきましょう!
運動の効果とは
上記では、運動はなぜ必要かということで紹介しましたが、結論から言うと病気になって死ぬリスクが高まるから必要なのです。
では運動って体にどのような効果をもたらしてくれているのかを紹介していきたいと思います。
血管を強くする
運動をすると、血管の内側の細胞の内皮細胞から『一酸化窒素(NO)』が排出されます。
この一酸化窒素という物質は、血管を拡張させたり、しなやかに保つ作用があり、血管が広がることで血圧を下げることができます。
血圧を下げる
運動をするとほぼほぼ心拍数が上昇すると思います。
心拍数が上昇すると、『心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)』というホルモンが分泌されます。
この心房性ナトリウム利尿ペプチドには利尿作用があり、体から余分な水分や塩分が排出されやすくなり、これも血圧を下げることに繋がります。
血糖値を下げる
運動をしている最中は、体のエネルギーであるブドウ糖を常に消費していますのでインスリンというホルモンが分泌されていますので、運動によって血糖値を下げることができます。
運動を習慣化すれば、糖を分解するインスリンが効きやすい体質になりますので長期的血糖値を下げることが期待できます。
運動は糖尿病のリスクを下げれることが分かったと思いますが、運動していない人は運動している人に比べ罹患リスクが2倍になりますので運動しましょう!!
認知症予防
近年認知症は、運動の継続による効果によって予防できる可能性があることが分かっています。
6か月間、週に2回、90分運動を続けた人と、運動はせず認知症発症予防の座学講座を受けた人と比較した研究があります。
※参照:認知症マニュアル 記憶力の向上を目指したプログラム
この結果、運動を続けた人は、記憶能力が大きく上昇したことが明らかになりました。
以上から、運動は認知症予防に有効の可能性が出てきました。
記憶力も維持できて、脳も萎縮を抑えられるっていいことしかないですね!
骨粗しょう症の予防
運動をすると、自然と骨に負荷がかかります。
骨に負荷がかかることで、骨は自身で丈夫になろうと骨密度を高めます。
これを【リモデリング】と言いますが、この作用によって、骨に適度な負荷を加えることは、骨粗しょう症予防に繋がることが言われています。
慢性痛を和らげる
運動をすることによって、よく言われている腰痛など長続きする慢性的な痛みを和らげる働きがあります。
慢性的な痛みは直接的なダメージを負っているわけではないのに痛いというよくわからない痛みですが、神経系が大きく関わっていると言われています。
その中でも、ドパミンという神経伝達物質が運動することで多く分泌され、痛みを抑える脳の仕組みを活性化することができます。
運動をすることで、脳の血流量も増し、ドパミンが分泌されるため慢性的な痛みは和らぐことに繋がります。
しかし、ただ運動するだけでは、ドパミンは思うように分泌されない可能性があります。
ドパミンは脳内報酬系の神経物質のため、『うれしい』『楽しい』といった快楽が得られることに対してたくさん分泌されるため、自分が好きな、楽しい運動をするように心がけましょう!
心の健康に良い
体を動かすことは自律神経系にも大きく作用します。
落ち着かないだったり、常に緊張している場合は、交感神経が高ぶっており、心が健康的とは言えない状態です。
いわば、常時戦闘モード、体の中は戦争状態です。←健康とは言えないですね
そこで、リラックスモードにしてくれる副交感神経を高ぶらせくれるのがストレッチや適度な運動です。
仕事終わりの緊張状態から好きな運動野ストレッチをしたら、リラックスして気分が良いなーって思ったことはないでしょうか?
そのような経験をしている人は、リラックスができている状態で心が健康的だと言えるでしょう。
まとめのちょっとした話
運動は大切なのが分かったのではないかと思います。
個人的に経験していることですが、運動習慣がある人は、ない人に比べて介入がスムーズにいくような印象です。
他にも、ガンの予防にも有効なのでは?とも言われているようです。
みなさんもこの記事をみて少しでも運動が必要だと感じたら、10分多く、10分でも苦であれば5分でもいいので実践してみてください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
生活習慣を考えよう~生活習慣病を起こす生活習慣とは~
はいどーもーみっちーです!
みなさんはどのような生活習慣が生活習慣病に繋がるかを知っていますか?
今回は、どのような生活習慣が生活習慣病になってしまうのかを紹介していきたいと思います。
生活習慣病とは
生活習慣が原因で起こる疾患のことで 食事、運動、喫煙、飲酒、ストレス、睡眠などの生活リズムが大きく関わってくる病の総称です。
以前は成人病と呼ばれていたようですが、生活習慣を改めると予防・改善が認められることから1996年に厚労省より『生活習慣病』に変更になりました。
生活習慣に関わってくる病とは?
生活習慣により発症リスクが増す病が生活習慣病に分類されますが、様々な要因により発症します。
運動不足・肥満による『高血圧・高血糖・脂質異常』、ストレス・睡眠不足による『ホルモンバランスの崩れ』、飲酒喫煙による『呼吸器循環器能力の低下』などが主な理由で、動脈硬化が生じ、今現在の日本での死因が多い、ガン、脳卒中などの脳血管障害、心筋梗塞などの心疾患が発生してしまいます。
これらの要因が原因で発生する疾患を生活習慣病と呼ぶため、代表的な病気では『糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、ガン』、えっ!?それも!?というものであれば『歯周病』もその一つになってきます。
様々な疾患が生活習慣により引き起こされていることを知っておいてください。
次に生活習慣病の要因を一つ一つ、なぜ気をつけなければならないかを説明していきます。
運動不足・肥満
まず肥満から説明します。
肥満は二つ種類がありまして、胃や腸に脂肪が蓄積してしまう『内蔵脂肪型肥満』、皮膚のすぐ下に脂肪が蓄積してしまう『皮下脂肪型肥満』があります。
特に注意が必要なのが、『内臓脂肪型肥満』です。
これは男性に多く存在します。
ではなぜ、内臓脂肪型肥満が悪い理由はいくつかありますがまず前提として 「肥大化した脂肪細胞からは体に良い働きをする物質の分泌が減り、逆にさまざまな悪い働きをする物質が分泌されるようになる」ことを踏まえ以下が生じます。
高血圧を引き起こす
→肥大化した脂肪細胞から血圧をあげるホルモンが分泌されてしまい、交感神経が活発になり血管を収縮させてしまい高血圧(高血圧症)を引き起こします。
高血糖を引き起こす
→肥大化した脂肪細胞が分泌するホルモン(アディポサイトカイン)のなかに、インスリンの働きを悪くする働きがあります。そのため、インスリンの働きが悪くなり、糖を分解して筋や肝臓、脂肪細胞に蓄積できず、血液中に糖が残ってしまい高血糖になります。
脂質異常を引き起こす
→脂質異常はコレステロールや中性脂肪など、血液中の脂質のバランスが著しく乱れている状態で肥えた脂肪細胞(内臓脂肪)は主に、HDLコレステロールの減少、そして中性脂肪の増加が起きることで脂質異常(脂質異常症)を引き起こします。
この3つにより、動脈硬化や脳卒中、狭心症、糖尿病などが発症してしまいます。
他にも、肥満はガンにも影響があります。
先ほど、高血糖を引き起こすと紹介しましたが、高血糖になってしまうと過剰にインスリンを分泌されてしまいます。
言わば、血糖コントロールが困難になってしまった状態です。
インスリンの過剰分泌がガンに大きな影響を与えていると考えられています。
女性の肥満では、女性ホルモンである、エストロゲンは閉経後に減少していきますが、肥満であることでエストロゲンが過剰分泌されてしまいます。
この エストロゲンの過剰分泌が、乳ガンに影響を与えられていると考えられています。
肥満は万病のもとと言われていますが、 肥満で良いことは特にありません。
ここで 肥満を避けるためには運動が必要です。
理由はシンプルで、消費エネルギーが少ないため余ったエネルギーは脂肪細胞へと蓄積され肥満が起きやすくなります。
これに加えメタボリックシンドロームの状態になって放っておくと、脳卒中や心筋梗塞などの病気を発生させてしまいます。
余談ですが、体を動かさなくなると「ミトコンドリア」という運動のエンジン的存在の機能が低下するので、糖と脂肪を分解する際に、高血圧や高血糖を引き起こす活性酵素を出してしまいようです。
そのため、高血圧や高血糖、高脂血症にならないようにするには運動をして肥満を避けていきましょう。
ストレス・睡眠不足
ストレスや睡眠不足は心身共に健康を脅かす恐ろしい存在です。
ストレスが溜まると、自律神経が乱れ、交感神経が活性化され続けると、心・身・行動に症状が出てしまいます。
といった症状が出ると、うつ病や、心身共にストレスを受けると、心筋梗塞や糖尿病のリスクが高まると指摘されてます。
睡眠不足も、以下のホルモン分泌の乱れが生じ、体に様々な影響を与えます。
上記のような状態になるため、肥満や糖尿病などの生活習慣病を引き起こしやすくなります。
心の影響としては、寝不足の人はうつ症状を持つ人が多く、さらには、アルツハイマー型認知症の患者によくみられる アミロイドβたんぱくは睡眠不足により蓄積が促進されると報告されています。
そして知っておいてほしいことは、睡眠時間が長くても睡眠不足が生じてしまうことです。
いわゆる、深い眠りについていないということです。
これは当の本人は気づけないことですが、いびきや睡眠時に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」です。当の本人は寝ているので気づけないです。
これが続くと、
が現れて、放っておくと交通事故や心筋梗塞や脳梗塞の死亡リスクが3倍に上がると言われています。
上記の症状がある場合や、のど元に脂肪がたまっている人や顎が小さい人などは気道が狭窄しやすいため注意が必要、もしくは睡眠時無呼吸症候群の可能性があるかもしれません。
もし、気になる方や周りの人に指摘された場合は、病院受診をお勧めします。
飲酒・喫煙
喫煙は、循環器疾患、呼吸器疾患、ガンといった病気の原因とされています。
たばこには、発がん性物質と毒性物質を含む約4000種類の化学物質が含まれています。その中でも、ニコチンと呼ばれる脳神経に作用し強い依存を生む物質でやがて発ガン性の物質に変わるものや、タールと呼ばれる約60種類の発がん性物質を含むもので一部が血流に乗ってさまざまな臓器に付着し、それが原因で発ガンする場合があるものがあります。
タバコにより起こりやすいガンは肺ガンが有名だと思いますが、もう一つ、タバコと深い関係がある病気があります。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)という病気を聞いたことはないでしょうか?
これは別名「たばこ病」とも言われている病気です。
この病気の特徴は、 長引く咳や痰、坂道や階段を登った際に起こる息切れが主な特徴です。
重症化すると、生活動作1つで息切れを起こすほどになってしまい生活に支障を来します。
この病気は死につながる病気で、世界保健機構は世界で2008年に死亡順位を4位とし、2030年には3位にまで浮上すると考えられている恐ろしい病気です。
その他にも、自身が受ける病気としては、歯周病なども起きることを忘れてはいけませんが、
タバコは自身だけを蝕むわけではありません。
副流煙には主流煙よりも発がん性物質を含んでいるため、肺がんや心筋梗塞のリスクを高めてしまいます。
大切な人の体の健康を守るという理由で禁煙もよろしいのではないでしょうか?
禁煙は遅いとか早いとかはありません。
以前Twitterの方でツイートさせていただきましたが
タバコをやめた瞬間からどうなる?
— みっちー@家族を持つ日々奮闘健康ブロガー (@pt_engrave) 2020年9月17日
約数時間後、呼気の一酸化炭素量が非喫煙者と同レベルまで低下
約24時間後、心臓発作リスク低下
約数日で味覚嗅覚が回復
約1ヶ月後、咳や痰の改善
肺がんリスクは徐々に下がり、20年後には非喫煙者と同レベルまで低下
喫煙は百害あって一理なし!#健康への第一歩
タバコはやめた瞬間から体は改善傾向に進みます。
次に飲酒ですが、適量を守れば、血液中のHDLコレステロールを増やす作用や血液を固まりにくくする作用が働くため、心筋梗塞・脳卒中のリスクを下げることができます。
反対に適量を守らず、飲み過ぎてしまうと 血液を固める作用が働いてしまうため、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めてしまいます。
飲み過ぎてしまった場合に起きる影響は国立がん研究センターの「多目的コホート研究2015年」によるとガンの発生率を上げることが報告されています。
食道がん、大腸がん、乳がん、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、肝がんなどの原因になります。
その他にも、アルコール依存症やアルコールは食欲増進するため、高エネルギーの食事を求めがちになり脂っこいものを摂取しがちです。そうした場合、高血圧や高脂血症の原因にもなってきます。
どれくらい飲めばよいかというと
男性は酎ハイ約1~2本、女性は酎ハイ約1本で女性は特にアルコールに影響を受けやすいです。
飲み過ぎには十分に注意が必要です。
まとめ
今回は生活習慣により、体の中にどのような影響を及ぼすかを紹介させていただきました。
それによって大きな病気になることもわかりましたね。
今日紹介したことは、生活習慣を見直せば、当然リスクは軽減することができますし、見直すことができることばかりだったと思います。
明日からみなさんも生活習慣を見直してみませんか?
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
みなさんの健康に少しでも役に立てばと思って書きました。
参考文献
勘違いをなくしたい!健康の情報、なにを信じたらいいの?
はいどーもーみっちーです!
みなさんはどのようにして健康の情報を得ていますか??
僕のサイトだとすごく嬉しいですが、おそらく違うと思います…
以前に紹介したヘルスリテラシーをあげるには調べる事が重要だと言いましたが、なぜ重要なのでしょうか?
それをこれからどうやって情報を手に入れるのかを紹介していきたいと思います。
健康の情報はどうやって入手している?
みなさんはこのご時世、大体の家族がテレビを1台所有してみているのではないでしょうか?
テレビで手に入る情報はたくさんあって、その中にも「健康」というテーマで放送されている番組もあります。
実際に厚生労働省から出されているデータ(2009年と2014年の比較)でどこから情報を得ているかが記載されています。
出典:平成26年版厚生労働白書~健康・予防元年~
意外とたくさんの場所から情報を仕入れていますね!
その中でもテレビとラジオがダントツですね。
しかし、時代の流れなのか、2014年からはインターネットで情報を得ている人が多くなってきていますね。
出典:平成26年版厚生労働白書~健康・予防元年~
実際のデータを見てもインターネットの普及により、もっと簡便にいろいろと調べることができるようになりましたね。
これはパソコンの普及よりかはスマホの普及が理由でしょう。
それだけタイムリーに調べる事ができるようになってきた証拠とも言えます。
情報がありふれている昨今では、なにが正しいのかということをしっかり考えられないと誤った知識をつけてしまいます。
そのため、ヘルスリテラシーが高くないと反対に健康に害がある場合がありますので注意が必要です。
ヘルスリテラシーについては以下を参照してください。
健康の情報はどこで入手できる?
たくさんある中では、インターネットで調べられる分では
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/index.html
世界保健機構
https://www.tanita.co.jp/health/
日本健康開発財団
などで入手できます。
その他の少し深くして調べるとなると健康に因んだ論文を
グーグルスカラー(https://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja)
で見ることもできます。
その他にも調べるとたくさん出てきますので参考までに調べてみてください。
雑誌は
おとなの健康(定期的に発売している)
おとなの健康 Vol.11【電子書籍】[ オレンジページ ]
- 価格: 1100 円
- 楽天で詳細を見る
今日の健康(定期的に発売している)
- 価格: 555 円
- 楽天で詳細を見る
などなどもっとたくさんの雑誌が出ていますが、どんな情報でもまず見てほしいのは
・いつの情報か(新しいものほど良い)
・誰の研究か(有名な人か、どこの研究機関かなど)
・何人の研究か(対象人数が多いほど良い)
・どんな研究か(多くの専門家に評価されているかなど)
書籍やインターネットにしろあとは、医師会が後援してくれているかなどを見て決めていただけると話の信憑性は上がるかと思います。
調べた情報を信じていいの?
これは結論から言うと『ダメ』です。
厚生労働省から以下の結果が出ています。
出典:平成26年版厚生労働白書~健康・予防元年~
これは、各々が主観的にテレビやラジオなどを信じているかを確認したもので、数字が高いから信用できるかの数字ではありません。
データから見るとテレビやラジオ、新聞がかなりみなさんは信頼しているようです。
これはなかなか危険な数字ですね。
以前にテレビで納豆はダイエット効果があると言ってスーパーから納豆が消えた事は覚えていますでしょうか?
しかし、実際はそんなもの根拠がなくそのような効果は実証されておらずデータ自体捏造だったと謝罪しているケースもあります。※以下参照
(https://www.jmrlsi.co.jp/menu/mnext/d02/02/kiru200702.html)。
そのため、テレビでやっていたからと言って信じてしまっては危険です。
テレビだけじゃありません。
周りに勧められたから、教えてもらったからと信じてしまうのも危険です。
ブログ等も僕が言うのもおかしい話ですが、正しい情報と思って発信していますが、誤った情報を発信をしていることもあります。
『医療と健康は不確実性』
だという認識を持ってください。
僕が1番の調べ方は、沢山の情報源から共通認識を持たれているものを調べ、答え合わせでかかりつけ医や病院などに聞くのが1番良いのかなと思います。
なので、その情報は自分に有益なのかを判断するのは、1つの媒体ではなく、テレビ、本、周りの言葉、ブログなどのインターネットと言った種類別で調べるといいと思います。
まとめ
今回、間違った情報を取得したばかりに悪い方向へと向かう人がいなくなるようにと思って書きました。
僕は医療職についている分、近くで見ていてお医者さんの凄さというか知識量はたくさんあって尊敬しています。
そして、医療職は命に関わる仕事のため間違った事はできないので責任を持ってその物事について答えてくれると思います(全人ではないと思いますが…)
しかし、始めから聞くのでは聞かれた側も急だと困るかもしれないので
テレビでは〇〇言ってたけど調べてみたら✖️✖️だったのよねー、実際どっちなの?
××が正しいと思いますよ
という感じで聞くと答える側も楽ですし、調べてあれば予習もバッチリになのでお医者さんのお話もすんなり聞けるかもしれませんね。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでもみなさんの健康になるための役に立てばと思って書きました。
参考文献
平成26年度版厚生労働白書~健康・予防元年~
健康は周りから?自分から?ヘルスプロモーションの必要性とは?
はいどーもーみっちーです!
ヘルスリテラシ―については読んでいただけたでしょうか?
ヘルスリテラシ―はなぜ必要なのかという部分では、このヘルスプロモーションにとっても重要だからです。
では本日はヘルスプロモーションについて考えてみましょう!
ヘルスプロモーションとは
ヘルスプロモーションは、1986年にカナダのオタワ市で世界保健機構により開催されたオタワ憲章が採択されました。
その内容の中にヘルスプロモーションを
「人々が自らの健康をコントロールし、改善できるようにするプロセス」
と定義づけしました。
その中に加えて書かれていたことは、
「ヘルスプロモーションは一人保健セクターのみの責任ではない」
ということです。
従来の健康の考え方は一人で健康を作り上げていくような形だったが、ヘルスプロモーションという概念が誕生してからは、『一人の健康をみんなで支援していこう』、そのために地域だったりが協力してサポートしていく仕組みと変わっていってます。
ここでは支援をしていくという表現をしましたが、周りが一人の健康を適合させていくという表現が正しく、他力本願にならず最終的には自分で健康を作り上げていかなければなりません。
周りはその力をつけさせていくことがヘルスプロモーションでは重要です。
ではどのような力を身につけさせなければならないか、どのような支援をしなければならないかを紹介していきます。
健康にする力を付与する!?
人々が健康に対する潜在的可能性を最大限に実現できるように力を身につけなければなりません。
しかし、なにが健康なのかわからないような状態で健康を実現できるわけもありません。
そのため、健康を実現するための選択肢の難易度を下げなければなりません。
・支援的な環境を作る
・情報へのアクセスの仕方
・生命維持に関わる技術
このように健康にとって良い選択を可能にする力を身につける機会を作っていくことが重要になってきます。
健康にするための支援を調整する!?
健康を実現するための力をつけるには難易度が高すぎるため簡単にしたものを提供しなければならないことを先ほど紹介しました。
ここで調整するという意味は、支援的な環境を作っても、情報のアクセスの仕方を教えるも、生命維持に関わる技術を教えるにしても、これらの場所や制度を整えるのは、政府や保険関係、地方自治体、メディアなどの力が必要です。
健康を実現するための力を身に着けられる場所や制度を提供できるように調整していかなければなりません。
これが個人と周りの支援により健康を作っていこうというヘルスプロモーションの考え方です。
なので、健康は個人だけの責任ではなく、社会にも責任があるということです。
まとめ
個人の健康というのはもちろん当の本人が一番考えなければなりませんが、周りの協力が不可欠ということは明白です。
1から健康を築ける状態にするには相当の労力が必要で挫ける人がたくさんいると思います。
この支援の体制を整えるためには、
でしょうかね。
まだたくさんやれることはあると思いますが、僕もこの部分を気にかけて地域に貢献できるように動きたいと感じています。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでもみなさんの健康に役立つ情報であればと思っています!
参考文献等
ヘルスプロモーションの概念と今日的意義(藤崎 1999)
あなたのヘルスリテラシーは大丈夫?知ろうヘルスリテラシーの恐ろしさ
はいどーもーみっちーです!
最近では良く耳にする【ヘルスリテラシー】という言葉ですが、これは【ヘルス】+【リテラシー】という言葉が合わさってできた造語です。
ヘルスというのは「健康」を指す言葉で、リテラシーとは「識字率」とされているようです。
健康+識字率…
健康も何をもって健康なのか、識字力も何をもって読み書きできる力なのか漠然としていてよく分かりませんね!
ここでは2つの言葉を紐解いて今後正しくヘルスリテラシーを上げて頂けたらと思います。
健康(health)
世界保健機構(WHO)が定義した健康とは
「肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」と定義しています。
難しく書いてますが、健康という価値観の違いによって、人それぞれ健康という主張が変わってきます。
詳しくは、こちらを参照してください↓
リテラシー(literacy)
1991年にアメリカのものでは、「英語で読み書きし、仕事及び社会において機能するため必要とされる水準で、問題を見積り、解決する、達成する、知識と可能性を発掘するための個人の能力」と定義しています。
しかし、時代の流れとともに、少し使い方が変わってきているようで、一般的にわかりやすいのは「何らかの分野でも、書かれている内容を理解し、整理し、活用、正確に情報を使用していく」ことです。
ヘルスリテラシ―の定義
初めに「健康」と「リテラシー」を足してできた造語と説明しました。
健康とリテラシーを理解した上で世界保健機構はヘルスリテラシ―を
「いい健康を維持促進するために情報へアクセスし、理解し、活用する動機付けと能力を決定する認知的、社会的スキルを意味する」と定義づけました。
そして、元々リテラシーの研究分野でリテラシーを段階的に3つのタイプ(機能的、相互作用的、批判的)に分類されており、2000年にNutbeamによりヘルスリテラシ―を3つ(機能的、相互作用的、批判的)に分類しました。
ではこ3つの分類がどのようなものか紹介していきます。
機能的ヘルスリテラシー
ここでの機能的とは、『正確で有用性のある情報の取得・実施』です。
確かな情報を入手できるようになれば、健康の知識も上がりますし、実践する事だって容易になると思います。
個人単位が広がれば、集団としてもみんなで集まって自分たちの知識を持ち寄って実践する、このように大きな輪ができていきます。
この機能的ヘルスリテラシーは確かな情報を取得し、それを実践できる力のことで、このリテラシーが向上すれば、個人単位、集団単位で健康のスキルが向上するわけです。
相互作用的ヘルスリテラシー
ここでの相互作用的とは、『支援的環境の中で個人のスキル発展』していく事です。
例えば、健康診断などでどうしたら良いかなどのアドバイスを貰ったとします。
そうした場合に、アドバイスと知識に基づき自立して行動する能力・動機付け・自己効力感が上がって更なる知識がつきます。
そのアドバイスを集団グループに教えることでそのグループ全体で情報が共有でき、反対に逆パターンあり教えてもらうことができるなどお互いに作用して能力を向上できるようになる、これが相互作用的ヘルスリテラシーです。
批判的ヘルスリテラシー
批判的ヘルスリテラシーとは、『個人とコミュニティのエンパワーメント』していくことです。
まずエンパワーメントとは、能力開花や権限付与などの意味合いがあるようで、簡単に言うと、個人も集団も力を付けていく、力を付けさせていくことです。
もちろん批判的という言葉もついているので、批判的に捉えて考えていくというリテラシーなんです。
難しい言い回しになってしまいましたが、結局のところ、
1つの物事に対して、「その情報は本当に正しいのだろうか」という視点を持ってさらに知識を深めていくことです。
例えば、「民間療法が癌に効く!」なんて言う広告があったとしましょう。
鵜呑みにしてしまえば、そのまま実行に移すと思います。
しかし、批判的な捉え方をすれば、本当に正しいのか疑えば、医師に聞く、もしくは自分で調べるといった風な流れになると思います。
これに関しては、ネットで調べたこと、周りから聞いたことすべてに適応され、鵜呑みにせず自分で聞いたこと調べたことを理解し解釈したものをしっかり持っていきましょうということです。
本当に正しいのだろうかと自分で調べているうちに自然と身につく力でもあると思います。
ここではその情報が本当に正しいのかを疑うということを知っておいてほしいです。
ヘルスリテラシ―を低いとどうなる?
ヘルスリテラシーが低い事で以下のポイントで支障が出てしまいます。
・適切な医療を受けられない
・専門家によるサポートや支援が受けられない
・健康を維持できない
このポイントというのは共通点があると指摘されています。
共通点とは、【ヘルスリテラシーが低いがための羞恥心】です。
外国のデータでは、ヘルスリテラシーが不十分なための羞恥心から、逃避、否認、怒りと言った行動が出て治療が効果的に行えなかったとあります。
他にも、羞恥心などから劣等感を感じコミュニティにおけるサポートや支援が妨げられる可能性があるとしています。
そのためヘルスリテラシーが低いと
・入院率が高い
・病気の治療方法などに理解できず納得がいかない
・主観的健康観が低い
・高い治療費(民間療法等を含む)
・自己管理が悪い
等の結果になってしまいます。
このような結果だけは健康どころかまずは命に関わることなので避けなければなりません。
ヘルスリテラシーを向上させるには?
ヘルスリテラシーを向上するには、先ほど紹介した3つのリテラシー、「機能的ヘルスリテラシー」、「相互作用的ヘルスリテラシー」、「批判的ヘルスリテラシー」をできるようになることです。
しかし、調べる、実践する、仲間募って情報交換、情報の正当性を吟味、単純に言うと簡単そうですが、やはり難しいと思います。
ここで大事になるのが健康教育です。
健康教育とは
「個人とコミュニティの健康を促進し、社会の発展を目指すための意識的に構築された学習機会」
と説明されています。
この教育においてのヘルスリテラシーの概念として
・対人コミュニケーション
・社会と健康との関係
・計画立案と実行
・健康の規定要因
・意思決定
・リスク認知
・社会参加
という7つの要因があります。
どのようにしたら健康になれるか、調べたことはどれだけ安全で健康に結びつくか、1人だけではなくみんなでどれだけ支え合えるか、どれだけ自分を信じ計画して実行できるかがヘルスリテラシーをあげるコツだと思います。
ここまでを意識的に頑張って理解しようとしても機会がないと難しいもので、詳しい人に聞いても専門用語が飛び交ったりしてちんぷんかんぷんになることも多々あると思います。
そこに関しては、周りの責任であり、専門家はわかりやすい専門用語を抜いた説明をする義務があります。
教育は、教える側と教わる側がいると思いますが、教える側はしっかりと場所や正確な情報をわかりやすく提供する義務がありますが、教わる側もその場に出向く、わからないことがあれば遠慮なく聞く姿勢が大事だと考えています。
教育には、周りがしっかりとサポートと支援を行える環境を整える(ヘルスプロモーション)かが重要になってきますが、この話はまた後日。
まとめ
ヘルスリテラシーについて、機能的、相互作用的、批判的ヘルスリテラシーと出てきましたが、ヘルスリテラシーが低いと、騙されて最悪なケースだと死にいたります。
絶対に高めておいて損はないですが、反対に低いと恐ろしい結果になってしまう可能性があります。
まあ、難しい話は抜きにして、周りと一緒に生存確認という意味ではありませんが、顔を合わせて笑いあえてたらいいのかななんてことも思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
みなさんの健康に少しでも役にたてば幸いです。
参考文献
※1健康教育におけるヘルスリテラシ―の概念と応用(大竹ら 2004)
※2健康リテラシーの概念と評価(渡邉ら 2001)
健康について不安な方々に見てほしい!健康のリスクとは?
はいどーもーみっちーです!
みなさん健康について不安に思っている方いるんじゃないですか?
今日は実際にどれくらいの人が健康について不安に思っているのか、なにに対して不安に思っているのかをここで共有出来たらいいのかなって思います。
健康に不安!?
誰しも自分の体について自分はこのまま健康に居続けられるのだろうかと不安になると思います。
では日本の人たちがどれくらい自分の健康について不安に思っているかのアンケートがあります。
出典:平成26年厚生労働白書~健康・予防元年~
以前に書いた記事
では、自分は健康だという方が73.7%いたのに対して、不安に思っている人は61.1%いるようです。
大半の人は、自分の健康について不安を抱きながらの生活をしているのかもしれません。
これを読んでいる人は、「私だけじゃなかったんだ!」と安心する人がいるかもしれませんが、ここでもう1つ問題があります。
不安に思っていることはなにかを知る必要があります。
不安に思っていることを解消できれば、不安を抱きながら生活する日々からおさらばできるかもしれませんね!
そんな生活窮屈ですからね。
では次にみなさんがなにについて不安を抱いているのかみていきましょう!
健康について不安を抱えている要因
みなさんが健康についてなにが不安なのか、これをまた厚労省はアンケートをとっており以下の結果になっています。
出典:平成26年厚生労働白書~健康・予防元年~
ここではやはり生活習慣に関わることが記載されていますね。
全体を通しても生活習慣を見直すこと、運動して免疫力をあげることでリスクが軽減できそうです。
持病というのは大きな括りになっており抽象的なため、下に記載した男性、女性の持病の種類別のデータがあります。
参考: 筆者により改変)
これは平成19年度と少し古いデータではありアンケートの対象は労働者なので特別一致するかは一概には言えませんが、参考までに。
このデータも持病と言いつつも、生活習慣でリスクを下げることができそうな内容ですね。
全体を通して、やはり健康に不安があるとおっしゃっていても、共通点というのはあるみたいですね。
ここまでは、実際に個人個人の不安要素の話でしたが、はたして健康のリスクというのは不安要素通りなのでしょうか
健康のリスクとは
前項で紹介した内容は個人が感じている主観的な不安要素についてでした。
しかし、不安に感じていることと実際とではどれくらい違いがあるのでしょうか。
下記のデータは2004年と2014年の比較したデータです。
出典:平成26年厚生労働白書~健康・予防元年~
生活習慣がどっちの年数もトップに躍り出ていますね。
個人個人が感じている不安要素は的を得ていることがわかります。
しかし、急に上位に挙がってきているのは
・加齢や遺伝
・精神病を引き起こすストレス
・災害や交通事故などの不慮な事故
ですね。
時代の流れなのだろうと思いますが加齢に関しては平均寿命が延びたこと自体が健康リスクになっているということですね。
これは健康寿命を伸ばすようにしなければ解決しない問題ですね。
遺伝については今の医療では操作するとはできないので遺伝に負けない体を作るという思考を持ったほうがいいですね。
また精神病を引き起こすストレスは年々自殺者が増え続けていることに繋がっていると考えています。
最近では芸能人も誹謗中傷などで心を痛めている人も多いですね。
SNS(ソーシャルネットワークサービス)の発展がストレス社会を生み出しているとも考えられます。
災害や交通事故などの不慮な事故に関してはこの時期だと、東日本大震災が影響しているのでしょう。
あのときと北海道胆振東部地震は実際に僕もやや被災した身ですので、健康への意識というか水や食料はどうするんだろうと不安になりました。
あとは、煽り運転や危険運転等で事故があるなど世間を騒がせていますね。
このように、健康へのリスクというのは、他者の要因があり、この部分をどのように対処していくことがさらなる健康の発展につながりますね。
まとめ
健康について誰しも不安に思うと思います。
しかし、不安ですと嘆いていても始まりません。
これを読んでいる人に知ってほしいのは
だいたいなにで悩んでいるか
実際の健康を害する要因
この2点です。
今回、悩んでいることは、完全に医療機関にかかって医者の意見をもらわないといけないものと自分で生活習慣を改めることで変わるのかを知らなければならず、不安な方はまず医療機関にかかることをお勧めします。
あと、健康への害する要因へは対策が必要で、災害対策、法律に則った運転をすることで交通事故のリスクを下げることです。
他にもたくさんありますが、それぞれに対策が必要です。
今回は大きい割合を占めているものをピックアップさせていただきました。
これを読んでくれた方の健康の助けになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考文献
出典:平成26年厚生労働白書~健康・予防元年~