運動が健康にとって必要な理由とは
はいどーもーみっちーです!
健康になるために運動が重要だと口をすっぱく何度も言っていますし、言われてもいると思います。
しかし、
運動ってなんで必要なの?
運動不足でもよくない?
運動したらなんで良いの?
なんて運動の重要性を知らない人が多いと思います。
ここでは運動が体にどのような影響を与えているのかを説明していきます。
運動の必要性とは?
運動が必要な理由は、運動不足・身体活動低下は、健康寿命を脅かす要因の一つだからです。
健康寿命とはこちらを参考にしてください。
ここでは運動がどのように体にとって必要なのか説明していきます。
死亡リスクを緩和させる
運動不足は、喫煙や高血圧に続いて非感染性の病気による死亡を招く危険因子第3位となっています。
※参照:平成26年版厚生労働白書 ~健康・予防元年~
運動不足だけでいろんな病気になって死亡する可能性があるということです。
では実際にどれくらいの人が運動習慣があるのでしょうか
※参照:平成30年国民健康・栄養調査結果概要
運動習慣は年々大きく変化しているわけではなさそうですが、女性のほうが少ないようですね。
では、年代別に分けてみてみましょう。
※参照:平成30年国民健康・栄養調査結果概要
平成30年のデータですが、仕事現役世代の運動習慣者の比率は低いですね。
退職にかけて運動する人がだんだん増えていってますね。
仕事や子育てで時間に余裕がなかったのがそれも終えて自分の余暇の時間を過ごすことができるためだと考えられます。
大半の人が運動習慣がなく、特に仕事現役世代と女性全般には運動不足になりがちなようです。
したがって、大半の人が運動不足によって死のリスクが今後付きまとうっということですね。
生活習慣病を予防する
身体活動・運動不足による影響として考えられる病気は【生活習慣病】があげられます。
生活習慣病に関しては以前に記載した記事をご覧ください。
内臓脂肪型肥満に加え、高血糖や高血圧、脂質異常を併発している状態を【メタボリックシンドローム】と言いますが、これをほっておくと動脈硬化が進行してしまい、脳卒中や心筋梗塞、腎臓病に繋がってしまいます。
ミトコンドリアが弱る
「ミトコンドリア」という体を動かすためのエンジン的存在が運動不足により怠けてしまい、機能を低下してしまいます。
そうなった場合、糖や脂肪を燃焼するために酸素をうまく活用できず、活性酸素という高血糖や高血圧をなどを招く有害な物質を作り出してしまします。
精神的、社会的に安定させる
身体活動不足は肉体の衰えを介して、精神的、社会的な健康にも悪影響を及ぼします。
肉体が衰えると骨粗しょう症などにもなり、骨折などの恐れも出現し、歩くなどに恐怖心も出現し、移動が困難になります。このような状態を【ロコモティブシンドローム】といいます。
ロコモになった後は、引きこもり傾向になり、周りとの接点もなくなってしまい社会的な健康が損なわれます。
人と接することがなくなると、うつ病や認知症を発症することがあり精神的な健康も損なわれてしまいます。
うつ病や認知症は身体活動量が多いほど発症率は減り、反対に身体活動量が少ないほど発症率は上昇すると報告されています。
このように運動することで、
すごくwin-winな関係ですね!
たくさん運動していきましょう!
運動の効果とは
上記では、運動はなぜ必要かということで紹介しましたが、結論から言うと病気になって死ぬリスクが高まるから必要なのです。
では運動って体にどのような効果をもたらしてくれているのかを紹介していきたいと思います。
血管を強くする
運動をすると、血管の内側の細胞の内皮細胞から『一酸化窒素(NO)』が排出されます。
この一酸化窒素という物質は、血管を拡張させたり、しなやかに保つ作用があり、血管が広がることで血圧を下げることができます。
血圧を下げる
運動をするとほぼほぼ心拍数が上昇すると思います。
心拍数が上昇すると、『心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)』というホルモンが分泌されます。
この心房性ナトリウム利尿ペプチドには利尿作用があり、体から余分な水分や塩分が排出されやすくなり、これも血圧を下げることに繋がります。
血糖値を下げる
運動をしている最中は、体のエネルギーであるブドウ糖を常に消費していますのでインスリンというホルモンが分泌されていますので、運動によって血糖値を下げることができます。
運動を習慣化すれば、糖を分解するインスリンが効きやすい体質になりますので長期的血糖値を下げることが期待できます。
運動は糖尿病のリスクを下げれることが分かったと思いますが、運動していない人は運動している人に比べ罹患リスクが2倍になりますので運動しましょう!!
認知症予防
近年認知症は、運動の継続による効果によって予防できる可能性があることが分かっています。
6か月間、週に2回、90分運動を続けた人と、運動はせず認知症発症予防の座学講座を受けた人と比較した研究があります。
※参照:認知症マニュアル 記憶力の向上を目指したプログラム
この結果、運動を続けた人は、記憶能力が大きく上昇したことが明らかになりました。
以上から、運動は認知症予防に有効の可能性が出てきました。
記憶力も維持できて、脳も萎縮を抑えられるっていいことしかないですね!
骨粗しょう症の予防
運動をすると、自然と骨に負荷がかかります。
骨に負荷がかかることで、骨は自身で丈夫になろうと骨密度を高めます。
これを【リモデリング】と言いますが、この作用によって、骨に適度な負荷を加えることは、骨粗しょう症予防に繋がることが言われています。
慢性痛を和らげる
運動をすることによって、よく言われている腰痛など長続きする慢性的な痛みを和らげる働きがあります。
慢性的な痛みは直接的なダメージを負っているわけではないのに痛いというよくわからない痛みですが、神経系が大きく関わっていると言われています。
その中でも、ドパミンという神経伝達物質が運動することで多く分泌され、痛みを抑える脳の仕組みを活性化することができます。
運動をすることで、脳の血流量も増し、ドパミンが分泌されるため慢性的な痛みは和らぐことに繋がります。
しかし、ただ運動するだけでは、ドパミンは思うように分泌されない可能性があります。
ドパミンは脳内報酬系の神経物質のため、『うれしい』『楽しい』といった快楽が得られることに対してたくさん分泌されるため、自分が好きな、楽しい運動をするように心がけましょう!
心の健康に良い
体を動かすことは自律神経系にも大きく作用します。
落ち着かないだったり、常に緊張している場合は、交感神経が高ぶっており、心が健康的とは言えない状態です。
いわば、常時戦闘モード、体の中は戦争状態です。←健康とは言えないですね
そこで、リラックスモードにしてくれる副交感神経を高ぶらせくれるのがストレッチや適度な運動です。
仕事終わりの緊張状態から好きな運動野ストレッチをしたら、リラックスして気分が良いなーって思ったことはないでしょうか?
そのような経験をしている人は、リラックスができている状態で心が健康的だと言えるでしょう。
まとめのちょっとした話
運動は大切なのが分かったのではないかと思います。
個人的に経験していることですが、運動習慣がある人は、ない人に比べて介入がスムーズにいくような印象です。
他にも、ガンの予防にも有効なのでは?とも言われているようです。
みなさんもこの記事をみて少しでも運動が必要だと感じたら、10分多く、10分でも苦であれば5分でもいいので実践してみてください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!