はいどーもーみっちーです!
お酒って宴会に行ったら付き物!
ついつい飲み過ぎてしまいますよね!
一度はみなさん疑問に思ったことはないですか?
お酒は『百薬の長』だから体に悪くないのではないかと。
実際に
飲酒って体に悪いの?
飲酒って体に良いって聞いたことあるけど…
どれくらいなら飲んでいいの?
といったお悩みをこの記事で解決していきたいと思います。
飲酒が健康に与える悪い影響とは?
お酒を飲むのは楽しいです。
しかし、楽しいでがぶがぶ飲んでいいわけではありません。
ここでは、飲み過ぎた場合、体にどのような影響が出るのかを紹介します。
ガンの発病率を上げる
飲み過ぎた場合、時々飲む人に比べ、部位別にみると男性では食道ガンが4.6倍、大腸ガンが2.1倍、女性では乳ガンが1.8倍リスクが高まると言われています。
その他部位では、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、肝がんなどの原因になると言われています。
高血圧を生み出す?
アルコールを摂取すると、急性作用で、飲酒直後は血圧が低下します。
そして、飲酒終了後数時間後に血圧が上昇してきます。
この状態を日々繰り返すことで持続的な血圧上昇が起こります。
この血圧は、禁酒を2週間することで改善するとも言われています。
これに関しては、なぜ血圧が上がるのかは議論されているところで明確なものはまだないようです。
その中でもアルコールの作用で、アルコールが抜けてきた際に交感神経系が過剰反応して血圧が上がることが比較的有力な説です。
これはアルコール濃度は特に関係なく、アルコール自体に問題があるようなので、血圧が気になる方はまず禁酒することをお勧めします。
肝機能障害を起こす
アルコールは肝臓で分解・吸収され、中性脂肪などに変えられて細胞に必要な分だけ血液を通して送られます。
しかし、過剰なアルコール摂取は肝臓に負担をかけるばかりか、過剰に摂取した分だけ中性脂肪が生成されます。
その結果、体には必要以上の中性脂肪ができますので、肝臓に蓄積されます。
これが脂肪肝の始まりです。
その次には、脂肪が溜まりすぎると肝臓への血流障害が生じ、肝臓の細胞が壊死することで機能低下を招きます。
炎症した状態をアルコール性肝炎、さらに重篤化し固くなり機能低下を起こしているのが肝硬変です。脂肪肝→アルコール性肝炎→肝硬変という順番で重篤化していきます。
肝臓は、「沈黙の臓器」と呼ばれているだけあって、肝臓は症状が出づらいため、症状が出始めたら早期に対応が必要な状態と言えるでしょう。
脳が萎縮する
脳の萎縮は現状ではどのようなメカニズムにあるかは明らかになっていません。
しかし、説としては、
・アルコールの毒性により脳の神経膜を溶かすことで脱水が起こり小さくなる
・大量飲酒による栄養障害、ビタミン欠乏、電解質異常
が考えられており、慢性化する前に、断酒することで改善がみられるとも言われています。
大量の飲酒により脳の萎縮を起こし、脳の機能を落とします。
一番メインになるのは、判断力の低下や記憶力の低下といった認知症症状が目立つようになります。
早めの節酒を心がけましょう。
消化管機能低下
アルコール摂取後にはアセトアルデヒドという有害物質が産生され、この物質が肝臓内のみならず全身に回ることでさまざまな機能低下を生み出してしまう。
まず、食道では下部食道括約筋が緩んでしまい逆流性食道炎や食道の蠕動運動を低下させてしまいます。
肝機能低下により、門脈という部分の圧が亢進することで胃の粘膜を栄養している血管がうっ血してしまい、血流障害が起きてしまい、粘膜が炎症、ただれなどの胃炎を引き起こします。
大量の飲酒により腸での吸収障害が生じ、電解質や水分が体外に流れてしまいます。
その結果、下痢やビタミンなど栄養障害・欠乏が生じます。
慢性化すると内臓が恐ろしいことになるような感じがしますね…
膵臓の機能低下
アルコールを飲み過ぎることで、膵炎になることが言われています。
膵炎になると、消化酵素の分泌、ホルモン分泌の機能が低下します。
消化酵素はアミラーゼ(炭水化物の消化)、リパーゼ(脂肪を消化)、トリプシン(タンパク質の消化)の機能低下により体重減少や食欲低下、全身倦怠感などが出現します。
ホルモンはインスリンやグルカゴンの分泌機能低下するため、血管内の血糖をコントロールできなくなり、糖尿病に繋がることがあり、口が乾いたり多尿になってしまいます。
アルコールの飲み過ぎの方は糖尿病になるというところはここからきているのですね。
飲みすぎに注意が必要です。
特別な病気を引き起こす
特別な疾患とは、前述した、
・マルキアファーバビニャミ病
→脳梁(左右の大脳をつなぐ部位)に異常信号の病変で急性の意識障害・てんかん・認知症などをきたします。
・ウェルニッケ脳症
→ビタミンB1(チアミン)の欠乏をきたすことによります。急性の意識障害と共に、眼球運動の麻痺をきたすのが特徴的です。
・橋中心髄鞘崩壊症
→2次的にナトリウムの低下をきたし、アルコールそのものも、髄鞘障害を引き起こす急性の意識障害と共に、嚥下・構音の障害、運動失調などがみられます。
・アルコール性小脳萎縮症
→小脳の萎縮がみられ、歩行時にふらつき、手がゆれて使いにくく、呂律が回らなくなることがあります。
・アルコール性脊髄症(痙性対麻痺)
→両足が突っ張り、歩きにくくなることがあります。アルコール(エタノール) による作用が示唆される一方、同時にみられる栄養不足により、ナイアシン欠乏(ペラグラ脳症)や、ビタミンB12欠乏(亜急性連合性変性症)することで脊髄変性を引き起こします。
・アルコール性末梢神経障害(ニューロパチー)
→両足先、両手先がびりびりとしびれたり、歩行時にふらつく場合があります。この状態は、「脚気」(かっけ)として、昔から知られてきました。そのメカニズムは、アルコール(エタノール)による直接作用と、ビタミンB1欠乏から起こる。
・マロリーワイス症候群
→嘔吐などにより腹腔内圧が急激に上昇し,食道胃接合部から噴門部にわたる粘膜下層までの裂創が発生し,出血する病態。
・アルコール依存症
→アルコールが抜けてくると手の震えや、動悸、不安、焦燥感、睡眠障害などの症状が出現します。原因として、飲酒することで脳の働きが低下し緊張が解けます。常時飲酒するとこの緊張が解けた状態が通常だと判断し、抜けてくると緊張が高まってしまいまたお酒に頼り緊張を解くという悪循環から依存が生まれる。
これらすべてが、多量飲酒者が起こりうる可能性が高い病気です。
他人事ではなく、すごく大変な病気ですので、一度詳しく調べてみると恐ろしさがわかります。
飲酒が健康に与える良い影響とは?
ここでは前述とは反対に、飲酒することでどのような良い影響を与えるのかを説明していきます。
血液を固まりにくくする
血液凝固に働く、血小板やフィブリノーゲン、第Ⅶ因子濃度が飲酒により抑制されます。
これはアルコールの直接的な作用で、適切量であれば抑制に働きます。
また、血液を溶かす線溶因子であるプラスミノーゲンアクチベーターが飲酒により上昇します。
凝固と線溶のバランスが凝固を抑制する方向に傾くことで血液が固まりにくくなっています。
善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らす
善玉コレステロールは、体中の余分なコレステロールを回収する役割があります。
反対に悪玉コレステロールは、全身にコレステロールを運ぶ役割があります。
コレステロールは、細胞の膜を形成しているのとホルモンの材料になるため必要不可欠ですが、悪玉と善玉のバランスが崩れると動脈硬化を促進します。
アルコールは善玉コレステロールを上げ、悪玉コレステロールを下げますので、全身に無駄なコレステロールが残らなくなるので動脈硬化を抑制できることが期待されています。
飲酒はどうやって飲むと健康に影響を与える?
飲酒する際に、飲み方に気を付けなければ、命に関わる場合があります。
次は、どのような飲み方は避けなければいけないかを説明していきます。
大量の飲酒
アルコールを『過度な摂取』という基準は個人差があるため明確にはありません。
だいたい平均すると日本人の場合だと、1日で純アルコール20gなのでは男性では2ドリンク、女性でその半分の1ドリンク、2ドリンクは500mlのアルコール濃度5%大瓶ビールです。
良く顔が赤くなりやすい人は、有害物質であるアセトアルデヒドが体内に蓄積されやすいがために血圧上昇しやすいという説があります(研究者によって意見が違います)。
もちろんこれはお酒が弱いことが考えられますので平均以下に留めておくほうがよろしいでしょう。
余談ですが、
常習飲酒家:
日本酒換算で平均 3 合(無水アルコ-ル量 81 mL:69 g)以上を連日 5 年間以上摂取
大酒家:
日本酒換算で平均 5 合(無水アルコ-ル量 135 mL:115 g)以上を連日 10 年間以上摂取
これに引っかかる人は上記で記載してきた病気になりやすいので要注意です。
一気飲みは危険
危険な理由は『急性アルコール中毒』になり、死を招く可能性があるからです。
アルコールは胃と小腸上部で急速に吸収されます。
吸収されたアルコールは血液を通って肝臓に行き解毒します。
解毒している中で、アセトアルデヒドという有害物質とアルコールが血液によって臓器へと送られます。
一気飲みすることで大量のアルコールが体内で処理されますので、血中アルコール濃度が高くなります。
その分、大量のアセトアルデヒドも血中に存在することになります。
その有害物質たちが脳に侵入すると、神経を大量に刺激してしまうため、呼吸抑制や意識障害、起立性低血圧などを引き起こし死に至る可能性があるため、一気飲みは危険ですので避けたほうがよろしいです。
すきっ腹に飲酒
すきっ腹はお腹がすいているので、当然、栄養的には最悪な状態で、血糖値も低くなっていると思います。
アルコールを吸収する際は、多量の血糖が必要とされますので、少ない血糖からさらに血糖が減ることになるます。
したがって、低血糖症状を来し、冷や汗や動悸、手の震えなどが出現します。
なので少しお腹を満たした状態(糖分を取っておく)からお酒を飲むほうがいいということになりますね!
妊娠中・授乳期の女性の飲酒
妊娠中の飲酒では、お腹の赤ちゃんに多大な影響をもたらします。
胎児性アルコール症候群という胎児に起きる病気で
この3つが生じます。
出産後だから飲酒していいかというとそうではありません。
出産後は赤ちゃんに授乳しなければなりません。
飲酒してから授乳するとその飲んだアルコール濃度が母乳にそのまま反映されてしまうようです。
なので、赤ちゃんが飲酒しているようなものです。
そして臓器が完全に成熟していないので、障害の度合いも大人より大きいでしょう。
自分の子に多大な悪影響を少量でも及ぼしますのでやめましょう!
飲み過ぎた飲酒で健康に与える影響を抑えるには?
お酒は辞めたくてもやめられないですよね…
実際に中毒性があるのは確かです。
そして、タバコほど絶対にやめたほうがいいというものでもありません。
『節酒』
これさえ守ればいいのです。
ではどうやって対策をとるのか紹介していきたいと思います。
カレンダーを付けて一週間単位の飲酒量を守る
飲み過ぎによる上記の悪い影響は、禁酒や節酒することで慢性化していなければ、改善がみられるので、今日は飲み過ぎたなと思ったら翌日は控えるようにしましょう。
無理に禁酒はせず、量を控える節酒でもかまいません。
もし可能でしたらカレンダーに今日は飲み過ぎた×、今日はいつもより飲んでいないから◎、1日当たりの飲酒を守れた〇など飲酒量をカレンダーに記載するとよろしいと思います。
健康にいいから続けるという発想は捨てる
健康にいいから飲酒を続けるという考えは捨ててください。
そのような理由で飲酒を続ける場合は危険で、ほぼ間違いなく飲み過ぎてしまいます。
しかし、もともと付き合い程度で飲んでいるという方に関しては、無理に生活スタイルを変える必要もありません。
ノンアルコールに切り替える
今は、お酒の味がするノンアルコールビールがあります。
値段も大きくは変わらないと思います。
ちょこっとしたまとめ
飲酒をすることで良い面もあれば悪い面もあることがわかったと思います。
内臓が壊れるまで飲むのか、脳が壊れるまで飲むのか、はたまた、血液をサラサラにする程度で留められるのか難しいところですね。
本日は、お酒は恐ろしいものだけれども、適量を守れば、体にも良いことを紹介しました。
大事なことは、無理せず飲み過ぎないことを今後意識していければ幸いです。
僕はすぐに顔面が赤くなってしまうので、ホモ欠損型タイプの人間ですので、お酒での健康は考えず、運動で体の健康を手に入れようと思います!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
みなさんの健康の足しになればと思います。