はいどーもーみっちーです!
みなさん唐突ですが【健康】ですか?
自信を持って「私は健康です!」って答える人もいると思いますが、中には「私は健康ではないわ」と思っている人もいるでしょう。
元気でいるには健康でいることが一番ですからね!
ところでそもそも健康ってなんだと思いますか?
今日は【健康】について考えていきたいと思います
健康の定義
健康とは1998年に世界保健機構より定義づけがされています。
この定義だけ見ても、漠然としたワードばかり並んでいて難しい言葉ですね。
そして「疾病又は病弱の存在しないことではない」とも書いてあり、これを見てどう解釈するかは各々の考え方【健康観】によって変わってきてしまう文面でもあります。
健康観とは?
健康観とは、健康という概念や考え方のことで各々が持つ価値観の事を指します。
みんなが「健康です!」と答えてもなにを基準に健康と言っているかはわかりません。
健康の価値感というのはたくさんあり、身体的、心理的、社会的、経済的、政治的、環境的…などなど人が思いつくものはなんでも結びついてしまいます。
実際に、なにを健康だと捉えるか(健康観)を国民にアンケートを取った結果
複数回答にしろ、たくさん結果が出てきています。
中には病気がないこと、美味しく飲食ができること、体が丈夫な事が上位にきているところを見ると、概ねこの意見は多数だとも言えます。
ここで桝本(2000)の報告から健康観を7つに区分されています。
1:理想の健康
→思い描いた健康を実現しているか
2:生命の量、すなわち延命としての健康
→命が救われることを目標にしている健康
3:生命の質、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)としての健康
→延命するのではなく、その命に質を持たせるという考え
4:主体的活動としての健康
→健康は主体的に決定される。
5:個別性のある健康
→個人の価値観により変化する健康で死生観なども関与する。
6:多面性のある健康
→歴史、文化、経済、社会などによって影響を受ける健康
7:公共性のある健康
→すべての人に健康になる権利があるという考え
(桝本 2000)
この考えが基礎となって、現在は【健康生成論】という考え方が膨らんできているようです。
そして、この健康観があるからこそ、自身で感じられる【健康感】というのが生まれてきます。
健康感とは?
健康感は、個人が自分の健康状態をどのように評価しどのように感じているかという事です。
そして、この前項の最後にも書きましたが、健康感は健康観によって左右する基盤となっており大きな影響力を与えています。
そのため、医学的な健康とは必ずしも一致することはありません。
実際に健康だと答える人が73.7%、健康ではないと答える人が26.3%
またここで健康と感じるのに必要な各々の健康への価値観、健康観がこの意見に左右されてきます。
前項で載せた厚労省のデータから
3つまで複数回答が可能なアンケートですが、健康だと答えた人は例えば、ぐっすりは眠れていないけど病気がないから健康!っていう人もいるでしょう。
中には、病気だけどおいしく飲食できているし寝れているから健康と答える人もいるかもしれません。
健康ではないという人でも、病気はないけど不安や悩みが尽きないという理由で健康ではないにつけている場合があると思います。
上記のように、健康の感じ方は人それぞれのため、周りの意見をあてにしてはいけません。
まとめ
ここでは【健康】というのはどういうことか、【健康感】は【健康観】が大きく関わっていることが分かったと思います。
はじめに問いかけたそもそも健康というのはなんですか?というお話ですが、
僕が思う健康とは、
本人が健康と思えば健康!
反対に言えば健康じゃないと言えば健康ではない!
ということです。
こんなことを書いてしまったら健康じゃない人が増えそうですが、
ここでお伝えしたかったお話は
いくら病気を抱えていようとも考え方を変えれば健康!
自分のネガティブな部分をいろんな方面でポジティブに考えられるか
だと考えています。
少しでも健康な人を増やしていたいと思って書かせていただきました!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考文献
平成26年版厚生労働白書~健康・予防元年~
「健康」概念に関する一考察:桝本(2000)
↓参考にさせていただいた本です。