健康がわかる!?逆転理学療法士☆みっちーブログ

第2、第4水曜日に健康について発信中!一人でも多く健康に興味を持つ人が増えますように!!

健康的なダイエットには”目標体重”が重要だけど〇〇〇と〇〇〇を知っています??

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はいどーもーみっちーです!

 

みなさんにとって肥満の定義ってなんでしょうか?

前回の記事では、ダイエットをする目的について紹介しました。

目的はかっこよくなりたいなどなど詳細はこちらを参照してください。

 

目的はいろいろあると思いますが、どれも体重増加の『肥満』という二文字がついてきます。

今回の記事は、

肥満ってそもそもなに?

体重が重たいから痩せるは正しい?

どの数値を頼りに痩せればいい?

といった疑問を解決していきたいと思います。

 

 

 

健康的なダイエットするために知っておきたい『肥満』って?

f:id:micchiiiiiii_pt:20210217222741j:plainみなさんの思っている『肥満』体重過多の状態だと思っていませんか?

これは大きな間違いです。

本当の肥満の定義は

『身体を構成する成分のうち脂肪組織の占める割合が異常に増加した状態』

のことを指します。

なので、体重が重くてみなさんが判断基準に設けているBMIが標準値よりも高くなっているから

はいデブー!

って決めつけることは間違いです。

体を構成している要素の一つに筋肉組織があり、脂肪組織よりも筋肉組織のほうが比重が重たいため、一概に決めつけることはできません。

 

BMIってなに?

って思われた方がいると思いますので次に説明します。

 

健康的なダイエットをするために知っておきたい『BMI』って?

f:id:micchiiiiiii_pt:20210217222737j:plainBMIとは、Body Mass Indexの略で、体格指数を1㎡当たりの体重値で、肥満度を表す指数として世界的に使われています。

計算方法は

体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

肥満度を指す指数ではありますが、BMIで標準体重を出すことができます。

計算方法は

身長(m)×身長(m)×22

この22という数字は、日本肥満学会で男女ともに22を標準値にしているためです。

この標準値と定めている理由として、BMI男性22.2女性21.9という数値がもっとも、疾病率が低かったというデータがあったため、BMI:22は標準と設けられました。

また肥満度を指す指数と先ほど説明しましたが、日本肥満学会では、

BMI:25以上 肥満

BMI:18.5~25未満 普通体重

BMI:18.0以下 低体重

という基準が設けられています。

また、BMIに基準はガンにも適応されます。

がんの予防の観点から

BMI:男性だと21~27 

          女性だと21~25

の範囲内での体重が推奨されています。

BMI:30を超えてくるとガンでの死亡率が20~30%増えてしまうという研究結果があるそうです。

BMIだけで肥満でメタボリックシンドロームと決めつけることはできず、ある程度の参考値として扱われることが多いです。

ではダイエットの観点で不確定要素があるBMIよりなにか良い指数がないか不安になりますよね?

ここで登場するのが『LBM』です。

LBMってなんでしょう!

次に説明します。

 

 

健康的なダイエットをするために知っておきたい『LBM』って?

f:id:micchiiiiiii_pt:20210217222749j:plainLBMとは身体を構成する体脂肪を除いた筋肉、骨、内臓や水分などの総量を、除脂肪体重(LBM=Lean Body Mass)といいます。

LBMの計算方法は

体重-(体重×体脂肪率)

で算出することができます。

このLBMというのはダイエットの時のどのように用いられるかと言うと徐脂肪体重なので今後の自分の目標体重を定めるのに必要な数値です。

標準体脂肪率というのがあり

男性:30歳未満は14〜20%が適正値 25%以上で肥満

        30歳以上で17〜23%が適正値 25%以上で肥満

 

女性:30歳未満で17〜24%で適正値 30%で肥満

        30歳以上で20〜27%で適正値 30%以上で肥満

と設けられています。

LBMは脂肪を除いた体重のため少し例として計算してみましょう

女性で165cmで体重65kg体脂肪率12%

65-(65×0.12%)=57.2kg

となります。

脂肪を除いてこの体重はマッチョですねぇ

では体脂肪率35%に変えてみましょう。

体脂肪率だけ見ても肥満ではありますが計算していきます。

65-(65×0.35%)=42.25kg

となります。

徐脂肪体重と言ってるだけあってこの体重に筋肉を落とさずにこれにしてしまうと体脂肪率0%人間になってしまいます。

そうなってはいけません。

次に説明するのは、目標体重の計算について説明します。

 

健康的なダイエットの目標体重に使う“BMI”と“LBM”

f:id:micchiiiiiii_pt:20210217222752j:plain前項で目標体重をLBMを使いますと説明しましたがここでは計算を実際にしていきたいと思います。

先程の肥満女性の例(30歳以上)を用います。

65-(65×0.35%)=42.25kg

この女性の脂肪を除いた体重は42.25kgとなります。

ここで体脂肪率をギリ肥満ではない27%まで落とした場合の設定で、

42.25÷(1-0.27%)=57.87kg

165㎝で体脂肪率35%→27%にした場合、65kg→57.87kgとなります。

さて165㎝に対して57.87kgをBMIの正常値か計算してみましょう。

57.87÷(1.65×1.65)=21.25

となります。

このBMI21.25は普通体重かつがん予防の観点からも良い数値と言えます。

なので、この例の女性の目標は

体重57.87kg

体脂肪率27%

となります。

 

難しい話ですが、BMIとLBMの重要性というか目標値の設定方法が少しわかったと思います。

 

まとめ

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ダイエットに関しては、体重だけ落としてもダメで、体脂肪をしっかり落とすということが重要になります

体脂肪率が変わりなく、筋肉量だけ落としてしまうと代謝も低下しますし、それこそ痩せづらい体を作っていくことと同義になりますので注意が必要です。

『健康的なダイエットには”目標体重”が重要でBMIとLBMを少しか理解していただけたと思います!』

みなさんも実践して、美しいボディや健康のための体を作っていきましょう!

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

みなさんの少しでも役に立てばと思って書かせていただきました。