健康がわかる!?逆転理学療法士☆みっちーブログ

第2、第4水曜日に健康について発信中!一人でも多く健康に興味を持つ人が増えますように!!

長寿は健康に本当にいいの?知っておこう健康寿命と平均寿命

はいどーもーみっちーです!

 

突然ですが、健康寿命【平均寿命】って知ってますか?

本日は健康寿命平均寿命についてお話していきたいと思います。

 

 

健康寿命

健康寿命とは、介護などを必要とせず、自立して日常生活を送れる期間のことです。

みなさんがよく耳にする寿命は平均寿命だと思いますのであまりなじみのない言葉かもしれません。

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出典:平成26年版厚生労働白書~健康・予防元年~

アンケートでも意外と認知されていないということがわかります。

しかし、重要度で言うと健康寿命のほうが大切です。

 

平均寿命

平均寿命は、0歳の平均余命のことをいいます。

つまり0歳児はおおよそこの年齢まで生きられる可能性がありますよということで、50歳の人には50歳の人の平均寿命があります。

世代ごとに平均寿命は違うため、今の50歳の方が0歳児の平均寿命まで生きられるという指標ではありません。

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出典:平成26年厚生労働白書~健康・予防元年~

今、平均寿命が世界に比べても男性と女性はともにトップレベルというのはこの寿命のことです。

 

健康寿命と平均寿命ってどれくらい?

 

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出典:平成26年厚生労働白書~健康・予防元年~

 
このデータは厚生労働省が出したデータで平成22年に出されたもので少し古いですがこの時点平均寿命は男性:79.55歳、女性:86.30歳健康寿命は男性:70.42歳、女性で73.62歳となっています。

今後の推移としては

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出典:平成26年厚生労働白書~健康・予防元年~

 

年々上昇する傾向にありますが、実際には平均寿命と健康寿命の差は縮まっていかないのが現状でこれからのご時世ではここが大きな課題になってます。

 

健康寿命と平均寿命に差があるとどうなるの?

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まず、この差がなにかを理解しなければなりません。

この差が示す答えは

「平均寿命-健康寿命=介護を要す期間」

です。

この介護を要す期間というのは、介護に要する主な要因で説明しましたが、認知症になって介護が必要な人もいれば、脳卒中によって半分動かなくなって介助が必要な人、寝たきりになってしまった人、状態はそれぞれですが、間違いなく介護が必要となります。

介護が必要になってしまった方の場合には、生活に大きな制限が発生します。

介護を要する期間は言わば自由が減ってしまった期間とも言えますので気を遣いストレスがかかる日々になるかもしれません。

介護する側の方の場合は時間も奪われてしまい、よく耳にするのは「介護疲れ」なんて話もあってストレスがかかる日々になってしまいます。

そこで、介護保険を使用した外部に介護をお願いすることができます。

そうなると、介護費が自治体から支援を受けられます。

このお金はみなさんが払っている税金から賄われます。

介護がかかるということはそれ相応の病気によってなっていることが推測されますので病院への通院、医療費がかかってくるでしょう。

後期高齢者保険の場合は1割負担となりますが、残りは地方自治体から支払われ、みなさんの税金から支払われます。

では実際に医療費、介護費の推移をみてみましょう

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出典:平成26年厚生労働白書~健康・予防元年~

 

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グラフを見ても一目瞭然ですが、介護費用、医療費ともに上昇しています。

この背景には、平均寿命の延伸が大きく関わっています。

高齢者が増えるにつれ、介護が必要となる人も必然と増えてきます。

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出典:平成26年厚生労働白書~健康・予防元年~

上記のデータは介護認定を受けている人の割合を示すグラフです。

こちらも徐々に増加しています。

 

グラフが上昇傾向にあるということは、働き盛りの現役世代の負担も上昇することを示唆されます。

 

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実際の問題として、現状の現役世代が払っている保険料の値段も上がっています。

2025年には2000年と比べて約3倍にも登ります。

それだけ、介護費用や医療費が膨らんできているため、地方自治体の財政が厳しくなり増額がやむを得ない状態となっているからです。

現在少子高齢化社会となっており、今後2065年には1.3人に一人が65歳以上となることが予想されています。

現役世代が減り、高齢者が増える、税金が増えてしまうというのは致し方ない状態とも言えますが、高齢者が増えたからという理由だけでしょうか?

 

この答えは、「ノー」です。

 

平均寿命と健康寿命の差がある分だけ、医療費、介護費がかかるとしたら、平均寿命と健康寿命の差を縮めればよいのです。

 

ではどうやって縮めるかを考えていきましょう。

 

健康寿命と平均寿命を差を縮めるためには?

日本では「健康日本21」という国民の健康を真剣に考えたうえでの具体的な案を出されています。

↓以下の通りです。

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出典:平成26年厚生労働白書~健康・予防元年~

 

こーゆうのをあるというのも知らない人のほうが多いのではないでしょうか?

今後もっと詳しく紹介していきたいところではありますが、国ではこのような目標を掲げています。

大雑把に言っちゃうと生活習慣をなんとかしようという内容になっています。

平均寿命が延びていることで言えることは医療の発展に他ならないと思います。

しかし、健康寿命が延びないのは個人の意識が低さだと僕は考えています。

運動などは今後紹介しますが、ここで言いたいことは

個人が意識をして生活習慣を見直していけば健康寿命は延びると信じています。

まとめ

平均寿命と健康寿命の関係性は少し解決できたでしょうか?

平均寿命が長くなるということは亡くなるまでの時間が延長するという事です。

人とのお別れも寂しいですが、実際に経験したのは、僕のおじいちゃんを海外での結婚式にドクターストップが入り呼べなかった事です。

長く生きている事は素晴らしいことだと思います。

しかし、ただ生きているというわけではいけないです。

生きている期間、介護なく動けていた方が良いに決まっています!

医療費などのお話もしましたが、平均寿命と健康寿命の差が縮まればみんながハッピーになれると思っています!

 

この記事を最後まで読んでいただいた方には少しでも健康寿命を長くなりますよう祈っています!

最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

では!!!

 

参考文献

平成26年厚生労働白書~健康・予防元年~