はいどーもーみっちーです!
本日は、健康になるためにはまず、病気にならないことが前提だと考えている人が多いようですね。
詳しくは↓こちらを参照ください。
しかしながら、みなさんの疑問は
病気にならないってどうしたらいいの?
なんてことを思ってはいませんか?
本日は、病気の予防について説明していきたいと思います。
疾病予防の重要性
まず、病気にならないようにしないといけないと漠然に言っている方も多いと思います。
では、なぜ病気にならないように注意しなければならないか。
それは、『病=苦しい、死』という考えに基づきます。
ここ最近では、医療の発展により、『病≠苦しい、死』になってきています。
その結果、平均寿命が延び、今となっては、80歳以上の方がたくさんいる世の中になりました。
実際に考古学では、北京原人やアウストラロピテクスなどの古代人が見つかったときに年齢として、20歳以下なんだとか。
この時代では、『病=死』という概念が強く、病気にならないような疾病予防が重要でした。
今日では、医療の発展が目まぐるしく、病気になっても治るものも多くなってきています。
昔の疾病予防は、発病阻止くらいでしたが、現在の目的は、健康の維持・発病の阻止・発病してからも病気の悪化を防ぎ回復すること・疾病による苦痛や活動制限の除去までが含まれるようになっています。
現代人は、『病≠苦しい、死』にしていくことが健康であり、疾病予防の重要性なんだと思います。
では次に、疾病予防の内容について説明していきます。
疾病予防の三段階とは
疾病予防には1次予防、2次予防、3次予防と段階があります。
この段階によって行うことも違えば、人によって重要度も違ってきます。
この段階について以下に説明していきます。
1次予防
一次予防は、みなさんの考え方を変えてもらう段階です。
考え方を変えてもらうことで、病気等の危険因子を軽減することによって病気の発生を未然に防ぐ目的があります。
考え方を変え、病気の発生を未然に防ぐことはみなさんの健康増進、健康教育、特異的予防を考えなければなりません。
その予防するための手段として以下があります。
健康増進
みなさんが積極的に健康状態を保持・増進することは一般的な疾病予防のもっとも基本的な段階です。
そのために、予防の知識の普及、良い生活環境、正しく栄養を摂ること、快適な服装、休養、運動などを取り入れることで自身の健康を維持していくことが健康増進といいます。
健康教育
予防や衛生面、保健についてはもちろんのこと、性教育や食育、退職準備者の生活相談なども健康教育に含まれます。
これらは、テレビなどのメディアを通して健康の情報を得ることで健康への自覚の促進することができます。
例えば、現在では長引く腰痛も運動不足が原因なこともあります。
このように日頃の生活習慣が慢性的な疾患に対して有効だという情報を得ることで自分の健康と照らし合わせ、健康になるためになにか変わるきっかけとしていくことが健康教育といいます。
特異的予防
明らかな病因があり、それが健康に大きな障害を生む原因となるものに対して対策していくことです。
例として挙げられるのは、感染症対策の予防接種や消毒、薬の予防的内服、交通事故などの防止対策、職業病などの環境から起因する健康障害を防ぐための環境対策などがあります。
その原因がはっきりわかっていることに対して対策・予防していくことが特異的予防といいます。
2次予防
1次予防も対策を講じていても100%すべてカバーできることは困難です。
2次予防は、1次予防で頑張っていても防ぐことのできなかったことを、早めに見つけて早く治療するという早期発見と早期治療となります。
早期発見と早期治療
症状がまだ現れない初期に発見することは、治癒、病期進展阻止、合併症や体が動かなくなるなどの機能障害の防止、早死を防ぐこととなるため予防対策上は重要度がかなり高いです。
職場などで行われる集団検診、定期検診などがこれにあたります。
早期発見のための検診では、がんの有無や心臓病や血圧などを早めに見つけることを目的としています。
特に重点をおいているのが、メタボリックシンドロームなどを含めた生活習慣病です。
検診の結果、症状が出ていなくても治療の必要性があった場合は、早期治療が望ましいです。
早期治療は、個人の病期の進行を止めるだけでなく、ある種類の感染症(性感染症など)の場合は、患者自身の治療と同時に、二次感染の予防になります。
早期治療は、病気の治癒、進行の緩徐、二次感染防止を目的としています。
早期発見、早期治療の結果はその病気での死亡率が低下することで二次予防の有効性が評価されています。
3次予防
3次予防は病気が発生してしまった後の予防になります。
内容は、発症した疾病をさらに悪化しないようにすること、機能障害を残さないように対策する活動制限防止と、社会復帰するためのリハビリテーションが3次予防に含まれます。
活動制限防止
永久的な欠損や後遺症がまだ固定されていない状態にある場合に、活動制限(日常生活に支障を出さない)を最小にするための対策です。
内容は、不自由になった四肢の動きを回復させたり、関節を固くしないようにするための早期理学療法がなどがあります。
リハビリテーション
患者さんを社会生活に再び復帰させるためにできるだけ早い段階でリハビリテーションを行います。
目的は社会復帰させることですが、細かく言うと、障害があっても残された能力を最大に活用してノーマライゼーションをはかることが目的となります。
ノーマライゼーションとは、障害を持つ人と持たない人とが平等に生活する社会を実現させる考え方です。
患者さんを復帰状況、復帰先等も検討して、生活に戻していくことになります。
リハビリテーションは、医学的側面があると同時に、心理的にも社会的にも職業的にも考えていかなければなりません。
したがって、様々な専門職種がチームとなって、特別な器具を用いたり、生活環境を整えて普段通り生活していくことが重要となっています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
『病=苦しい、死』にしないように、現代では、1~3次予防まであって、それぞれ役割があり、各々の重要性がわかったと思います。
1次予防で健康を維持していても2次予防の症状があまり出ていない状態で早期発見や早期治療をしなければならないこともあります。
また、病気は突然襲ってくることもあります。
2次予防で発見されなかったことが突如起こった場合は、3次予防のそれ以上悪化させない、障害が残ってもリハビリで生活に戻ってまた1次予防のもうならないようにまた健康について改めていくという予防の循環的なシステムをあります。
本来だったら1次予防で留めてほしいところなので、医療が発展しているから余裕余裕なんて思わず、1次予防の段階で疾病予防し、健康でいましょう!
みなさんの健康に少しでも役に立てれば幸いです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。