はいどーもーみっちーです!
本日は、『笑いは健康に良い』という話を聞いたことはありますよね?
だけど、正確にはどのようにして健康に良いのかって不思議に思いませんか?
実際に
笑うってどんな効果があるの?
笑うって本当に健康にいいの?
どうやって笑えば健康にいいの?
などの悩みをこの記事で解決していきたいと思います!
笑うってどんな効果がある?
笑うことで神経伝達物質、内分泌系やホルモンに影響があると言われており、この変化により体にはさまざまな変化が起きます。
この変化は、身体的・精神的に作用すると言われており、どのような変化は以下に紹介します。
疼痛緩和
β-エンドルフィンという脳内麻薬と言われる神経伝達物質が人の体には存在します。
この神経伝達物質は、鎮痛作用があるため、痛みを抑制してくれます。
また、インターロイキン6という炎症時に多く出る分泌物ですが、こちらも減少するという報告があり、炎症を笑うことで緩和できるため疼痛緩和も期待できるということです。
※出典:笑いと免疫能(伊丹 1994)
β-エンドルフィンに関しては対象者に対して、結果が出た人が少ないのでこちらは参考までに。
血糖上昇抑制作用
笑うことで、血糖値の上昇は抑えることができます。
グルカゴン、コルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンの 5 種の血糖関連ホルモンが笑うことで特別、値が減少するのではなく、腹筋を使った笑いが軽い筋肉運動になるために血糖コントロールがされます。
そのため、糖尿病の方や血糖コントロールが難しい方には、大笑いすることで軽い運動になるのでお勧めです!
免疫力の増強
笑うことで免疫力は向上、というよりは免疫力を正常に戻してくれるというような働きがあります。
免疫に影響を成す、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)と、ヘルパーT細胞(CD4)とキラーT細胞(CD8)との割合CD4/CD8比が笑うことでよい方向に変化をするので注目が集まっています。
上記の細胞の活動は、
自然免疫:
ウィルスが体の中に入ってきたら、いち早くナチュラルキラー細胞(NK細胞)が攻撃して無害にしいく免疫のこと
細胞性免疫:
ウィルスを攻撃しながらデータを採取して、そのウィルスに対しての抗体を作って、次回に備えるといった免疫のこと
NK細胞は、身体的ストレスや精神的ストレスを強く抱えている人は、著名に減少していることが明らかになっています。体全体的に疲弊してきている人ですね。
笑うことで、NK細胞を増加させてくれる作用があるようですが、笑えば笑うほど増えるということではありません。
※出典:笑いと免疫能(伊丹 1994)
NK細胞が十分に存在する方には、笑うことで増殖がみられていないのも計測されていますので、正常位置に戻すという考えが良いと思います。
先ほど説明した、CD4/CD8比という免疫細胞の割合ですが、リウマチの方は優位に多くなります。
※出典:笑いと免疫能(伊丹 1994)
この異常に多くなってしまった免疫細胞を笑うことで抑える作用があります。
笑うことで、免疫力が上がるというのはこのようなところからきていますね!
リウマチの症状緩和
リウマチは、自己免疫疾患に分類され、免疫細胞が自分の関節を攻撃してしまう病気です。
免疫細胞の中でもインターロイキン6(IL-6)という、全身の悪い細胞の攻撃と攻撃部位の修復を担う細胞ですが、増えすぎると攻撃対象がいないので全身の関節などを異常に攻撃しては修復してを体中に起こします。
そんなインターロイキン6ですが、笑うことで減少するという報告があります。
機序は不明ですが、症状の緩和には期待できそうです。(笑えば治るということではないのでリウマチ患者さんはお医者さんの指示に従いながら笑える生活を目指しましょう)
ストレス軽減
ストレスを受けた際に、人間の体はコルチゾールというストレスホルモンというものを分泌します。
コルチゾールの働きは
がありますが、こんなものが正常以上に分泌されまくっていたらバランスも崩壊して風邪を引きやすい、疲れやすいなどさらにストレスが溜まりそうですね。
そしてこのコルチゾールというホルモンがたくさん分泌されている方の特徴は、うつ病の方に多いと言われていることからストレスホルモンと呼ばれています。
これはストレスを抑えるために出るホルモンですが、笑うことでこのコルチゾールの分泌を抑えることができます。
分泌を抑えることができるということは、ストレスを受けていないと脳に判断させるということでので、正常位置に戻すことが可能です。
笑いが少なく、ストレスを受けている人は、生活習慣病だったりなど上記で書いた体の症状が特に出てしまい、精神的にも疲弊してしまうということなので少しでも笑う練習をしましょう!
不安、緊張の緩和
緊張は交感神経優位な状態が続いている場合があります。
笑うことは、頬筋、胸筋、腹筋や四肢の筋肉などたくさんの筋肉を使います。
自律神経系の話になると骨格筋を使うことは交感神経を優位に働かせます。
筋活動が優位になることで心臓の働きも増加し、血液の流れが活発になります。
心臓の働きが必要ではなくなったら副交感神経を使って、心臓の働きを抑制します。
このように筋を使うことで心臓が働き、心臓が働いているということは自律神経系である交感神経と副交感神経が賦活されているということです。
笑うときには、はじめに軽い交感神経が優位になりその後は副交感神経が優位になります。笑い自体が軽い運動にもなっており、自律神経にも作用するため、緊張の緩和や内臓の働きなどの効果も期待できます。
認知症の緩和効果
認知症は、脳の萎縮により、判断力・思考力低下、集中力低下、記憶力低下など脳の高次脳機能という脳のネットワークが不良になってしまいます。
心からたくさん笑うことで、前頭前野という上記の高次脳機能を担う部分の血流量が増加します。
また、笑うと頬の表情筋が頻繁に働き、顔面動脈が伸縮し、心臓への戻る血液量が増します。
これにより、さらに顔面や脳、体の上部に新鮮な血液が行き渡り、脳細胞への栄養供給が増加し、活性化するためと考えられています。
どうやって笑えばより健康に効果的?
どのように笑えば良いのかって笑い方の違いで効果は違うのかをここで説明していきます。
笑い方の分類
笑い方にはたくさん種類があって、そのたくさんの種類の笑い方を場面場面で使い分けていると思います。
その笑い方の分類をここで説明していきたいと思います。
微笑み
微笑みは、顎を少し引き、口が開くか開かないか程度の状態で言わば作り笑いのような状態です。
この笑い方は、特にコミュニケーションを重視しており、あいさつなどによく用いられ、社会的な重要性を担っています。
笑い
笑いは顎を大きく引き、口を開けており、呼吸音や断続的区切れた音声を伴うなどの特徴があります。
ゲラゲラ笑っていると言えば想像がつくと思います。
この笑い方には、『脱抑制(緊張を解く)、快楽(快楽充足と快楽予期)、驚き・発見、防御、賞賛・承認・許諾、攻撃』といった意味合いが混在しております。
笑い方の違いによって健康への効果が変わる
笑い方は上記でたくさんありますが、自発的な笑いでも、無意識に出てしまう笑いでも効果は少なからず出ます。
しかし、効果の違いはあり、笑わなくてはいけないと自発的になると前頭前野という部分が働き、お笑いなどをみてゲラゲラ笑うのは大脳基底核の側坐核という脳の部位で働く場所が変わります。
笑うことで得られる効果が大きく出るのは、側坐核からの快楽に伴う無意識に笑うことです。
側坐核からの自律神経系の関与などの話はまだ明確になっていないようです。
では反対に、健康に良くない笑いもあり、それは攻撃的な笑いです。
笑っている本人にはもしかすると良い影響を与えているかもしれません。
しかし、受けた側はとても不快な思いしかなく、NK細胞を減らす原因にもなりますので、人をあざ笑うかのような笑いはやめましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
笑うことで
が得られることがわかりましたね!
そして、笑うことは筋肉の活動や脳の活動性もあげるため健康にいいんです!
笑い方は楽しいことをして心の底から笑うこと!
これに尽きると思いますので、どうか楽しい日々を過ごして笑顔いっぱいな生活になることを祈っています!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!