高齢者向け住宅って種類たくさんあるって知っていますか?
はいどーもーみっちーです!!
今回、高齢者が介護が必要、ご家族が一人で暮らしているのは不安だわって方のための高齢者施設がたくさんあります。
実際に、身内の高齢者が転んで入院後、在宅復帰が困難で施設を探さないといけない。けどどこ探せばいいのかわからない。たくさんあって違いがわからないなんて経験があるorこれから経験するかもしれません。
そんな時のために、高齢者住宅施設の中で、たくさんの種類があって、各々に役割や違いがあるので、その違いを解説していきたいと思います。
はじめに
高齢者が住む施設といえば、グループホームだったりサービス付き高齢者住宅とか、有料老人ホームだったりと聞いた事があると思います。
これらは単純に名称だけではなく、大まかなものを表現しているだけに過ぎず、そこから区分分けされており、役割も大きく変わってきます。
例えば大きな括りとして、有料老人ホームという大きなグループがあって、その中に「介護付」、「在宅型」、「健康型」のように分かれています。
まず大まかなグループを紹介します。
高齢者向けの住まいや施設は5つ
・有料老人ホーム
介護施設としては3つ
・介護老人保健施設
が存在します。
介護施設は介護区分が要介護に認定されており、介護が不可欠な方のみが入居可能な施設です。
高齢者向けの住まいや施設はある程度自立している方か、介助が軽く済む方を対象とした施設です。
高齢者向けの住まいや施設の紹介
有料老人ホーム
「有料老人ホーム」は、主に民間の企業によって運営されており、高齢者が暮らしやすいように配慮された「住まい」で、任意で
①食事提供サービス
②介護サービス(入浴・排泄・食事など)
③洗濯・掃除などの生活支援
④健康管理のいずれか(複数も可)
が受けられます。介護サービス利用法の違いにより、「介護付」、「住宅型」、「健康型」の3つのタイプに分かれます。
※サ高住との違いは、このサービスを一つでも受けているかです
その中で、どこも同じというわけではなく、上のサービスに加え、日々の生活を快適に過ごせるようにサービスが配慮されており、設備が充実しているホームが多く、レストランやシアタールームなどホテルのような快適性を持つホームもあります。
最近では入居金0円や月額利用料が安価なホーム、医療ケアが充実しているホームなど様々なニーズに対応しているところも増えています。
入居条件としては、概ね65歳以上で介護を必要とせず、自立しているうちから入れる施設と、介護が必要になってから入れる施設があり、ご自分のライフスタイルや、受けたい介護サービスに合わせて、多種多様な価格帯やサービス提供方法の中から選ぶことができます。
自立者向けの施設のほうが居室は広めで、生活を楽しむ設備も充実している傾向にあります。
多くの施設が、住まいやサービスを利用する権利が保障される「利用権方式」を取っています。そのため、前払い金として入居一時金を支払うのが一般的でしたが、最近では入居一時金0円の施設も増えています。
※入居時の金額等は、施設に直接確認するほうがよろしいです。
・介護付き有料老人ホーム
介護等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設です。
介護等が必要となっても、ホームが提供する介護サービスである※「特定施設入居者生活介護」を利用しながら、ホームでの生活を継続することが可能です。
簡単に言うと、「介護付有料老人ホーム」は、介護が必要になれば、施設の介護スタッフによって介護サービスが提供される高齢者向けの居住施設です。
※特定施設入居者生活介護とは、特定施設に入居している要介護者を対象として行われる、日常生活上の世話、機能訓練、療養上の世話のことであり、介護保険の対象となる。
・在宅型有料老人ホーム
生活支援等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設です。
介護が必要となった場合、入居者自身の選択により、地域の訪問介護等の介護サービスを利用しながら、ホームでの生活を継続することが可能です。
簡単に言うと「住宅型有料老人ホーム」は、介護が必要になれば、外部の介護サービス事業者と契約すれば、そのまま今のところに住み続けられます居住施設です。
・健康型有料老人ホーム
食事等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設
介護が必要となった場合には、契約を解除し退去しなければならない
簡単に言うと「健康型有料老人ホーム」は、食事等、介護に属さない援助はしてもらえるが、介護が必要になると退去しなければならない居住施設です。
その数も全国でごくわずかです。
高齢者向け住宅
高齢化社会が急速に進み、特別養護老人ホームなどの介護施設の不足や、比較的元気な高齢者向けの住宅が少ないことから、2011年「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」が改正されました。
これにより、それまであった「高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)」「高齢者専用賃貸住宅(高専賃)」「適合高齢者専用賃貸住宅」「高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)」が一本化され、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」が創設されました。
既存の4施設は違いがわかりにくく、要介護状態になった場合は退去しなくてはならないなどの問題がありましたが、サ高住では登録基準をはっきりさせ、日中の見守りや生活相談(食事や健康に関して)など、高齢者の安心を支えるサービスを提供するバリアフリー住宅となっています。
自立型の高齢者向け住宅としては、このほかにシニア向け分譲マンションがあります。バリアフリー設備で、食事の提供や緊急時対応など有料老人ホーム並みのサービスが受けられます。
特に、同じ建物内に医療・介護事業所がテナントに入っている物件は人気があるようです。
・サービス付き高齢者住宅
「サービス付き高齢者向け住宅」とは、高齢者単身・夫婦世帯が居住できる賃貸等の住まいです。
【登録基準の規模・設備】
・各専用部分の床面積は、原則25㎡以上
(ただし、居間、食堂、台所そのほかの住宅の部分が高齢者が共同して利用するため十分な面積を有する場合は18㎡以上)
・各専用部分に、台所、水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室を備えたものであること
(ただし、共用部分に共同して利用するため適切な台所、収納設備または浴室を備えることにより、各戸に備える場合と同等以上の居住環境が確保される場合は、各戸に台所、収納設備または浴室を備えずとも可)
・バリアフリー構造であること
安否確認サービスと生活相談サービスが必須の見守りサービスがあります。
ケアの専門家が少なくとも日中建物に常駐し、これらのサービスを提供します。
有料老人ホームの任意のサービスがないのが、サ高住と有料老人ホームとの違いです。
介護保険施設
介護保険施設とは、介護保険サービスで利用できる公的な施設で、介護施設としての「特別養護老人ホーム(特養)」、リハビリを中心とした「介護老人保健施設(老健)」、長期入院して療養する「介護療養型医療施設(療養病床)」の3種類があります。
いずれも、要介護の認定を受けた人が対象です。入所時にかかる費用はなく、介護にかかる費用に居住費や食費を加えても、月額費用は総じて割安になっています。
特養は、ユニット型個室が採用されたことで、費用は高めのところも出てきています。
・特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
特別養護老人ホームとは、65歳以上の者であって、身体上又は精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅においてこれを受けることが困難なものを入所させ、養護することを目的とする要介護高齢者のための生活施設です。
入浴、排泄、食事等の介護その他日常生活の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行います。
定員が29名以下のものは、地域密着型介護老人福祉施設(地域密着型特別養護老人ホーム)と呼ばれます。
入居条件は原則要介護3以上となっています。
要介護1・2は特例で、動けるけど認知症・精神遅滞、精神疾患の症状が強く生活が不可能、虐待を受けているなどの条件があり、地方自治体が入居を許可された場合に限ります。
※ユニット型個室は共同生活できる空間が設置されている施設のこと。
・介護老人保健施設(老健)
介護老人保健施設とは、要介護者であって、主としてその心身の機能の維持回復を図り、居宅における生活を営むことができるようにするための支援が必要である者に対し、施設サービス計画に基づいて、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設です。
入所者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにすることとともに、その者の居宅における生活への復帰を目指すものでなければならない。
・介護療養型医療施設
介護療養型医療施設とは、療養病床等を有する病院又は診療所であって、当該療養病床等に入院する要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護その他の世話及び機能訓練その他必要な医療を行うことを目的とする施設です。
指定介護療養型医療施設は、長期にわたる療養を必要とする要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護その他の世話及び機能訓練その他の必要な医療を行うことにより、その者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにするものでなければなりません。。
養護老人ホーム
養護老人ホームは、介護の必要性とは関係なく身体的、精神的、環境的、または経済的な理由で困窮し、在宅で生活ができない高齢者が入所できる施設です。
その目的は、生活に困窮した高齢者が自立した日常生活を送り、社会復帰ができるように支援することです。
特別養護老人ホームとは別で、こちらは介護施設ではないので、介護施設を検討した場合は、
・軽費老人ホーム(介護付きケアハウス)
・介護付き有料老人ホーム、
・サービス付き高齢者向け住宅(介護型)
が妥当です。
グループホーム
認知症対応型共同生活介護は、認知症の利用者を対象にした専門的なケアを提供するサービスです。
利用者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、認知症の利用者が、グループホームに入所し、家庭的な環境と地域住民との交流のもとで、食事や入浴などの日常生活上の支援や、機能訓練などのサービスを受けます。
グループホームでは、1つの共同生活住居に5~9人の少人数の利用者が、介護スタッフとともに共同生活を送ります。要支援1の方はご利用できません。
軽費老人ホーム
軽費老人ホームは、60歳以上で、自立して生活することに不安がある身寄りのない人、家族による援助を受けることが困難な人などが入居できる老人福祉法で定められた施設です。
食事サービスの提供があるA型、自炊のB型、食事・生活支援サービスのついたケアハウス(C型)の3つのタイプがあり、A型B型は新たには建てられないため減少傾向にあり、今後はケアハウスに一本化の方向です。
ケアハウスには「自立型」と「介護型」があり、どちらも比較的低い費用で利用できます。
軽費老人ホームは入所者が安心して生き生きと明るく生活できるようにすることを目指すものでなければならない。
軽費老人ホームには、以下の3つの類型がある。
(A型) 収入(前年中の合計所得金額が125万以下)が一定程度以下で身寄りのない者又は家庭の事情等によって家族との同居が困難な者を対象。
(B型) 家庭環境、住宅事情等の理由により居宅において生活することが困難な者を対象(自炊が原則)。
(ケアハウス) 自炊ができない程度の身体機能の低下等が認められ、又は高齢等のため独立して生活するには不安が認められる者で家族による援助を受けることが困難な者を対象。
最後に
いかがだったでしょうか?
以上、こんなにたくさん種類があります。
しかし、すごく似たり寄ったりな部分がありますが、大まかにどこがどんな感じかは知っておいたほうがいいです。
現状のレベルではどこが適切なのかは、要支援・要介護がついている方は、ケアマネージャーという方が付きますので、担当者と話し合って、施設は検討されることが望ましいです。
あとは、直接訪問して、雰囲気、訪問先のスタッフと仲良くできるか、費用はどれくらいなど確認してみるといいですね。
では!!!